引き続き、世界大恐慌について確認するっす。
1930年代・・・
アメリカ株式市場の大暴落と
ヨーロッパからの金流入により、
金融市場では、大量のドルが
不足していたにもかかわらず
FRBは金融緩和策(ドルの増刷など)を、
一切行わず自由放任主義を貫いていたっす。
この結果、アメリカのみならず、
ヨーロッパやアジアの銀行や企業が
クレジット・クランチ(信用収縮)のため、
連鎖的に倒産していったっす。
この1930年代に起こった
世界規模の恐慌のことを、
世界大恐慌と呼ぶっす。
(。・ε・。) トイウノガ ゼンカイマデノ アラスジ
そして、各国は様々な経済政策で、
この恐慌を乗り切ろうと試みたっす。
まずアメリカでは、高関税による
貿易制限を行ったっす。
農作物などに高い関税をかけることによって、
自国の農業の需要を増やそうとしたっす。
するとどうなったか?
ヨーロッパの農作物が売れなくなったため、
今度は、ヨーロッパも高関税にて
アメリカに報復したっす。
そして、世界大恐慌に対して、
有効な政策を取らなかった、時のフーヴァー大統領は、
次期大統領選で次期ルーズベルト大統領に
40州以上で大敗し、大統領の座を退くことになったす。
ヽ(`Д´)ノ サッサト キエロ
次のルーズベルト政権では、
大規模な公共事業を行うことによって労働需要を増やし、
失業率を低下させるという政策を試みたっす。
これをニューディール政策と呼ぶっす。
このニューディール政策が功を奏し、
一時的に雇用は回復したのですが、
ルーズベルト大統領も絶対的な確信をもって
実施したためではなかったので、
ニューディール政策で増大した財政赤字を
解消するために1937年に財政支出を大幅に削減し、
財政赤字を解消したところ、
1938年には、またも失業率が
上昇するという結果となったす。
ヽ(;´Д`)ノ アメリカケイザイダケ ミテルカラ ハンダンヲアヤマル
ではその頃、イギリスやフランスは、
何をしていたのでしょうか?
イギリスやフランスは、
アジアやオセアニアなどに
多くの植民地を所有していたので、
諸外国の商品に、高関税や輸入規制をかけ、
自国と植民地間のみでの商取引に
限定することによって、
経済を活性化しようとしたっす。
これをブロック経済と呼ぶっす。
(`・ω・´) ジブンタチダケ タスカロウトシタ
ところで、たった一国だけ例外として、
世界大不況の影響を受けなかった国があるっす。
それはソビエト連邦っす。
ソビエト連邦は、自由資本主義ではなく、
政府が社会主義の立場を取っており、
経済を計画的に行っていたため、
生産過剰による経済破綻を免れていたっす。
この時、ソビエト連邦が取っていた
計画的な経済政策を、5ヵ年計画と呼ぶっす。
( ´艸`) フキョウニ ツヨイ ケイカクケイザイ
アメリカに対して、莫大な債務を負っていた
ドイツですが、資本主義=自由主義経済を否定し、
国粋主義に基づく計画経済を
提唱するナチスが台頭し、
ソビエト連邦の計画経済を参考にした、
4ヵ年計画に基づき、
軍事と公共事業の拡大によって、
失業率を回復させたのですが、
ナチス政権の台頭によって、
軍部が政治を掌握することになり、
自由主義経済を否定するだけでなく、
「ユダヤ資本こそ諸悪の根源」とする、
反ユダヤ主義へと発展、
さらにはユダヤ人に対する略奪や迫害へと、
エスカレートするようになっていくっす。
長くなったので、続きは明日っす。
neetonのスピリチュアルポイントを上げてくれる方は
こちらをクリックしてもらえれば、尋常なく上がるっす。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。