スキーマー-サブプライムローン問題- | The wonder of neeton

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FX、株式投資、先物取引、投資信託などで、
チャートや経済指標に騙される人向けです。

主に陰謀家達のトレード手法、
政府や金融当局による経済政策、
市場そのものの構造について、

究極の怠け者neetonが、
読者達の明るい未来のために、
たまに調査しています。

今回もスキーマーのトレード手法を確認していくっす。
政府について、説明していきたいと思うす。

ブッシュ政権において、
クリントン政権から引き継いだ(というかほったらかしにしてた)
高金利政策によるアメリカ金融市場への資本流入や、
市場放任主義などによって、

ジャンク債市場が成長し、
サブプライムローン問題が起こってしまい、
アメリカのバブル経済が弾けることになったっす。


基本的には日本のバブル経済破綻も、
サブプライムローン問題も同じっす。
要は金利よりも地価上昇率が高いから
金融機関から、お金を借りて、土地転がしをしたってことす。
(・∀・) イッパツギャクテン ネライ


日本のバブル経済では、
政府の土地開発事業をきっかけとして、

土地は下がらないであろうという
希望的観測によって土地が買われ、
その土地を担保に株式を買われたっす。

担保がある借金ですので、
これはプライムローン(優良貸出)と呼ばれるっす。


アメリカのサブプライムローン問題では、
低所得者が土地売却益を見込んで、
ファニーメイ社やフレディマック社などの
住宅金融専門会社から借金をして土地を購入したっす。

この場合、担保が無い借金ですので、
サブプライムローン(準優良貸出)と呼ばれます。
サブプライムローンは貸し倒れのリスクが高いので、
高金利で貸し付けられるっす。
(。・ε・。) スグウルカラ コウキンリ キニシナイ


住宅金融専門会社は、
貸し倒れのリスクを無くすために、
証券会社に債権を売るっす。

証券会社はリスクを無くすために、
債権を証券化して機関投資家に売るっす。

住宅金融会社も証券会社も、
自らはリスクを背負わないので、
低所得者への貸付と買い取った債権の証券化に
拍車がかかったっす。
(σ・∀・)σ ショセン ヒトゴトデス


もともとサブプライムローン債は、
貸し倒れのリスクの高い債権ですので、
証券化しても回収不能になる
可能性が高いジャンク債っす。

アメリカの証券会社は、
世界中の金融機関に対して、
これらのサブプライムローン債を売るために、

多様なジャンク債を集め、パッケージ化し、
さらにそれを小分けにして売ることで
リスク分散されると喧伝するっす。
(°∀°)b サギダナ


さらに、S&Pなどのアメリカの信用格付会社が、
このサブプライムローン関連証券に対して、
最高位であるAAAをつけ、
証券販売の後押しをしたっす。

これは日本のバブル経済時代の証券会社のスキームにおける
アナリストレポート と同じ役割っす。

そのようにして世界中の金融機関に、
サブプライムローン債が販売されていったっす。
(°∀°)b キョウハンダナ


次に、サブプライムローン債を購入した金融機関は、
取引信用保険をかけることによって、リスク分散を図るっす。
取引信用保険とは、企業の倒産や代金支払債務の不履行
等による貸倒損失を補償する保険のことっす。

サブプライムローン債の貸し倒れのリスク補償と引き換えに、
保険料を徴収していた(保険業を営んでいた)のが、
AIG(American International Group, Inc.)などの保険会社っす。

AIGについては、2009年3月11日にロンドンの金融商品部門で、
約5000億ドルに及ぶ損失を出していた可能性を報道されたっす。
ヽ(`Д´)ノ ホケンキン ダセヤー!


(1ドル=80円換算で)約40兆円の損失があるということは、
低所得者にそんなに貸し出したの?とか
不動産価値ってそんなに下がるの?とかの
疑問が出るかと思いますが、

これは債権が証券化されることによって、
通常の証券取引と同様、
信用取引ができるからっす。
つまりレバレッジがかかっているっす。

世界中の金融機関はレバレッジをかけることによって
さらなる高金利を享受し、利益をあげていたということっす。
逆に言うと、損失もレバレッジで膨れ上がったということす。
これは円キャリートレードで失敗する人と同じっケースす。
(`・ω・´) プロデモ ソノテイド・・・


ちなみに私は、サブプライムローン問題が発生する前から、
REIT債(不動産投資信託)は物件の査定せずに
不動産を購入しているという批判が書かれていたのを
不動産関係者の方のブログで見かけていたっす。
(*´Д`)=зソンナヤツラニ ヨク カネカスワ・・・


世界中を巻き込んだサブプライムローン問題でしたが、
レバレッジ経済の影響により、
世界中でこれまでに無いほどの
損失が膨らんでいるであろうということっす。


続きは次回で!


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最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。