スキーマー-負の遺産- | The wonder of neeton

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FX、株式投資、先物取引、投資信託などで、
チャートや経済指標に騙される人向けです。

主に陰謀家達のトレード手法、
政府や金融当局による経済政策、
市場そのものの構造について、

究極の怠け者neetonが、
読者達の明るい未来のために、
たまに調査しています。

今回もスキーマーのトレード手法を確認していくっす。
政府について、説明していきたいと思うす。

第一期レーガン政権の経済政策(レーガノミックス)と、
第二期レーガン政権のプラザ合意により、
アメリカ経済は、安定したかのように考えられてたっす。

しかし、レーガン政権の8年間で、
アメリカの財政赤字は、約200%増加したっす。


この財政赤字のババを引いたのが、
ジョージ・H・W・ブッシュ(パパブッシュ)大統領っす。

ブッシュ大統領は、当時アメリカが直面していた
とりわけ重要な課題であった湾岸戦争における完全勝利
旧ソビエト連邦との冷戦終結などのおいて、
多くの功績を残したっす。

にも関わらず、
ブッシュ大統領は、次期大統領選において、
再選を果たすことが、できなかったっす。

理由はアメリカの経済を立て直すことが
できなかったからですが、
その最大の原因は、レーガン政権の負の遺産である、
莫大な財政赤字
によるものと考えられるっす。


財政赤字が拡大すると、
インフレ(貨幣価値の減少)が引き起こされるっす。

もともと通貨というのは、
国家の信用(クレジット)を裏付けるものですから、
国家の信用が無くなると、
貨幣価値が下がっていくっす。

これがインフレーション(略してインフレ)
と呼ばれる状態っす。

ロシア通貨危機 が、その最たる実例っす。
通貨の信用が無くなると、最悪のケースでは、
国家経済が破綻するリスクが高まるっす。
。(´д`lll) アソコマデイクト ゲームオーバーデス


インフレになると、通貨の価値が下がるわけですから、
相対的にモノの価値(=物価)が上がるっす。
つまりインフレになると物価高になるっす。

また、通貨の価値が下がることによって、
地価や株価の上昇率も、上がるわけですから、
値上がりを見越して、不動産投資や株式投資が活発になるっす。
つまりインフレになるとバブル経済を誘発するっす。
ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ キョウモ ドコカデ バブルデス


インフレを抑制するには、金利を上げることによって、
通貨価値を上げることが効果的ですが、

金利を上げると、企業が事業投資を控えたり、
人件費などを削減することによって、
経済成長に歯止めがかかるっす。
つまり不況の懸念が出てくるってことっす。

逆に不況時に金利を下げると
お金の価値が下がる要因となるので、
またインフレの懸念が出てくるってことっす。

まとめると、政府はインフレ率(物価上昇率)を
政策金利でコントロールする必要があるのですが、

常にインフレ率(国家経済破綻のリスク)と、
失業率(不況のリスク)を常に秤にかけながら、
均衡を取っていく必要があるってことっす。

そして、財政赤字が増えれば増えるほど、
国家経済の信用が下がるので、
よりシビアな調整が必要となるわけっす。
(`・ω・´) インフレリツト シツギョウリツノ トレードデス


財政赤字が拡大すると、
経済は常に不安定になるので、

ブッシュ政権では、経済政策においては、
歳出の削減などの財政赤字に対する対策を、
最優先で取り組むべきでしたが、

レーガン政権の延長上の経済政策を実施し、
FRB(アメリカの中央銀行)に対しては、
(インフレリスクを考慮せずに)
短絡的に利下げを要求し続けたっす。


また、財政赤字以外にも、1991年に開戦した
湾岸戦争による戦費拡大(=財政赤字の拡大)や、
湾岸戦争の影響による原油高高騰

インフレの影響(バブル経済)による
商業用不動産の過剰建設(不動産バブル)、
ジャンク債市場の崩壊に起因する金融機関の多大な損失、
プラザ合意に起因する日本のバブル経済崩壊

などの経済問題が山積みとなり、
1990年7月13日のFF金利(アメリカの短期金融市場金利)は8.0%でしたが、
1992年9月4日には3.0%まで下落したことから、
アメリカの経済は、停滞局面だったと推測されるっす。
(`・ω・´)ゞ ソレデモ セカイヘイワヘノ コウケンニ ケイレイ!


続きは次回で!


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最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。