引き続き、仕手筋について、説明していきたいと思うす。
1996年から2001年度にかけて行われた
金融ビッグバン(大規模な金融制度改革)により、
外国為替取引の自由化、
株式媒介委託手数料の自由化、
証券デリバティブの全面解禁などの
改革が実施されたっす。
これにより、インターネットによって、
金融商品の取引をする
ネットトレーダーが急増したっす。
大量のネットトレーダーの中には、
情報操作によって仕手的な相場を作る
トレーダーもいるっす。
ネットトレーダーのスキームには、
見せ玉、掲示板への書き込み、
株価操作スパムなどがあるっす。
それでは、ネットトレーダーのスキームを、
確認していくっす。
まず、見せ玉(見せ板)とは、購入の意思が無いのに、
大量の買いを指値(売買価格を指定した注文)で出し、
他の投資家が、板情報(注文数量が売り買い別、
指値別に表示されているコンピューター画面)
を見て、見せ玉に釣られ、
見せ玉として出した買い注文の価格より高い価格で、
買い注文を出すと同時に、
見せ玉を使ったトレーダーは空売りし、
売り抜けたと同時に見せ玉として使った
大量の買い注文をキャンセルする方法っす。
買い注文をキャンセルすると、
当然、買い気配より売り気配が高まる=
株価が下落するので、
下がった分の価格差が利益になるっす。
次に、書き込みとは、
カリスマトレーダーと呼ばれるトレーダーが、
掲示板やブログなどに、
推奨銘柄情報を開示することにって、
結果として、買い注文が集まり、
実際に株価が上昇していくということもあるっす。
これは、証券会社の大量推奨販売に似たスキームっす。
簡単に様々な情報にアクセスできるインターネット環境が、
大勢の証券営業マンの代わりになり、
カリスマトレーダーの推奨銘柄情報が、
アナリストレポートの役割を果たしているっす。
最後に、株価操作スパムとは、
大量のスパムメールに、
大手証券会社、投資銀行、投資ファンドの
レターヘッドを使用するなどして作成した
PDF形式の偽造証券レポートを添付して、
株価の吊り上げを図るというものっす。
これも、同じ理由で、書き込みと同様に、
証券会社の大量推奨販売に似たスキームっす。
これからも何か新しいサービスが、
インターネット上に出てくるたびに、
似たようなスキームが、
現れてくるのではないでしょうか。
ヘ(゚∀゚*)ノ
また、ネットトレーダーは仕手戦にも
影響を及ぼすっす。
仕手戦の成功の条件は、
仕手側の情報を漏らさないことが、必須となりますが、
仕込みの段階で、出来高ランキングなどから
仕込みの情報を入手し、
ネットトレーダーが吊り上げのため、
掲示板などに書き込みすると、
株価急騰し、仕手筋のシナリオ通りに、
相場が動かなくなるっす。
そうなると、仕手筋は、
わざと、チャートを形成するようなトレードをし、
同じパターンで2回~3回利食わせて、
ネットトレーダーが、調子に乗ったところを、
ルールを変え、一気に売り抜けるなど、
仕手筋とネットトレーダーの駆け引きになるっす。
これは南米などで旅行者をカモとする、
サイコロ博打に似たスキームっす。
( ´艸`) オナジパターンデ カタシタアトニ マルゴトモッテイク
仕手筋については、
基本的な説明はできたかと思うので、
次回は、仕手筋のまとめっす。
neetonのスピリチュアルポイントを上げてくれる方は
こちらをクリックしてもらえれば、尋常なく上がるっす。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。