ヘッジファンドのリーダー的存在である
ジョージ・ソロス氏の最も得意とするトレード手法は、
ファンダメンタル分析により、経済政策の矛盾を見出し、
その矛盾が最大限に達した時=調整局面に入る時、
大量の資金をもってトレードをしかけ、
空売りをするというでしたす。
このトレード手法は、2つの価値観が根底にあるっす。
一つ目の価値観は、
「市場は常に不合理であり、合理的な秩序は
一切存在しない」ということす。
なぜこのようなことが起こるかというと、
投資家の市場に対する理解は不完全なものであり
先入観が自己強化をし、上昇トレンドを作るということす。
ロシア財政危機を元に説明するっす。
ロシア財政危機が起こったとき、
ヘッジファンドは、「IMFはロシアを救う」という
自分にとって都合のいい思い込みでトレードし、
ロシアの短期債権を大量に買ったっす。
つまり、投資家達が自分に都合のいい情報だけに従って
=希望的観測の強い極めて感情的なトレードすることによって、
トレンドが発生するということっす。
皆様も様々なニュースやチャートパターンで
自分にとって都合の良い解釈をし、
トレードで失敗した経験は無いでしょうか?
私はあるっす。
( ´艸`)ハズカシー ミナイデー
この先入観と現実には常にギャップが存在しますが、
投資対象が順調に値上がりしている時は、
投資家達はイケイケになり、上昇トレンドも安定するっす。
しかし一旦、上昇トレンドが不安定になると、
投資家達はチキンになり、一気に暴落するっす。
質への逃避現象ですね。
(σ・∀・)σチキンデケッコウ
二つ目の価値観は、
「短期レート変動は転換点で最大になり、
トレンドの定着に従って、小さくなる」ということす。
アジア通貨危機を元に説明するっす。
固定相場制により、アジアの通貨の
為替交換レートが安定していましたが、
実体経済を伴っていない=景気が悪くて、
アジア通貨はUSドルに対して、
為替レートの固定を維持できる程、
通貨価値のバランスは取れていなかったっす。
にも関わらず、投資家達が高利回りに目がくらみ、
アジア通貨に対して、どんどん投資したっす。
そしてその上昇トレンドがピークに達したころ、
強いドル政策により、景気が反転すると
テンションが下がって急に心細くなり、
みんな一斉に資金を引き上げたっす。
つまり、上昇トレンドから下落トレンドの転換点が、
最もボラティリティが大きくなる
=もっとも益を出しやすくなる
ということっす。
この考えは、
「私は或るルールに従ってトレードするのではない。
ゲームのルールが変わる瞬間をめがけてトレードを仕掛けるのだ。」
というソロス氏の言葉に顕著に表れているっす。
(ノω・、)ズルズルニ ナットルカラネ
これらの価値観に根拠とする
ヘッジファンドの行動パターンをまとめると、
ヘッジファンドは、上昇トレンドがピークを迎え、
危機が近々起こる可能性がある市場を、
常に探していて、
破綻のきっかけとなる事件が起こった時に、
一斉に空売りを仕掛けるということっす!
ヘ(゚∀゚*)ノ マダカクシダマ モッテルオ
続きは次回で!
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。