今月に入ってから世界中で地震活動が
活発化しているようです。
特に今は、潮汐力による地震の引き金力が
増大する満月の時期でもあり、地震雲や地震エコーに
よる観測から、この大型連休で大規模地震発生を
予想している人たちもいます。
そうでなくても南海トラフ地震や首都直下型地震が起きる
とも言われており、また人工地震の指摘さえあります。
「人工地震？そんなバカな！？」
普通はそう思いますよね。
ちなみに人工地震を警戒する人たちは
次のようなことを理由として挙げています。
・311（東日本大震災）直前にも上がった建設関連株、
特に 東日本ハウスの株価 が急上昇しいる。
（竹中平蔵氏は人工地震の発生を知っていたとされ、
兄弟が買収先会社ミサワホームの会長）
・竹中平蔵氏を経済諮問会議の委員に任命している
安倍首相らは4月28日～5月4日の間、海外出張で不在。
・4月30日～5月2日にマイクロソフトの全社員出社禁止令
・イスラエル大使館の休館が4月29日、5月3日～6日
過去の例では・・・
※ ソニーのストリンガー会長は311地震の起きる
”前日”の3月10日にヘルニアの”緊急”手術という
ことで日本を離れていた。
※ WTCビルで崩壊3,000人近い死亡者を出した911
（アメリカ同時多発テロ）事件では当日、ユダヤ人など
4,000人以上の社員は事前指示による有給休暇を
とっていた。
また、モルガンスタンレーに勤務する3,500人のうち
行方不明者はわずか５人だけだった。
※ 最近の大規模地震である2013年４月16日のM7.4
メキシコ南部地震や2012年３月20日のM7.8インド大地震は、
いずれもイスラエル大使館の休館日だった。
中にはこじつけのような理由に感じるものもありますが、
人工地震であれ自然地震であれ、日本では震度５以上
だけでも毎年12件の地震が発生しています。
（2003年～2012年の10年間平均）
私たちにできることは準備をしておき被害を
できるだけ小さくすることだけです。
では、大地震が起きても適切に対処するためには
どんな考えで何を準備しておけば良いのでしょうか。
いざ地震が発生したら当日はどうしたら良いので
しょうか。
それを知るには次のような体験談が役にたちそうです。
（ネット掲載のものを転載）
「避難先の長男宅近くの妙法寺（須磨区）の八百屋で
大根1本千円、いちご1箱千円と随分足元を見た
商店がありました。
それでも取り合いになるくらい売れていました。」
「早めにスーパーに行ってみると開店一時間前だと
いうのに既に長蛇の列ができており、 結局店に
入れたときには買うべき商品はほとんど残されて
いない状態だった。」
「３日間ほど食べ物のない生活をし、団地が全壊で
家には戻れなかったため数日後には大阪へ避難。
震災後、日本国内をはじめ海外からもたくさんの
救援物資をいただきました。
その中で、とくに役に立ったものは 『防寒具・懐中電灯・
飲み水・すぐ食べられるもの・ウエットティッシュ・手袋（軍手）・
小銭（10円玉）・カセットコンロ・紙コップ・カイロ』 などです。」
「ミカン箱にビニールを張って、唯一水が出た
お風呂場で水をくみ、 給水車が来るまでの３日間は
それだけを頼りに生き長らえた。」
「断水が続き、トイレに流す水もなく、風呂水
（前日の残り湯）を流したりしましたが底をつき、
近所を探し回って朝日湯さんが地下水を分けて
下さっていると聞き、バケツ１つ持って頂きに行きました。」
「我が家には小さいバケツ１つしかなく三階まで階段を
上がるのが大変で、 水を入れて運ぶブリキ缶と台車を
近所の方に貸していただき、風呂場に置いていました。
市からの飲料水は１度車が通り過ぎて行っただけでした。」
・・・・・・
普段は平穏に生活しているため、このような状況は
ピンときませんが、地震は突然やってきます。
今日からでも、できることを準備しておきたいですね。
【基礎知識】
大規模な地震が起きると、電気、ガス、水道という
ライフラインが止まるようです。
市町村の活動も３日くらいは止まる可能性が高いようなので、
その３日間は自力でやりくりする必要があります。
通常は、電気→ガス→水道の順で復旧しますが、
それまでの間は、行政や自治会に助けて貰う事は
期待出来ないということです。
水や食糧を備える 必要があるわけですね。
ケガの治療は多くの場合小中学校に設置される
「医療救護所」 で行われる事が多いそうです。
また、携帯や電話が通じなくなるため家族と連絡が
とれなくなりますから、NTT 171番 （災害用伝言ダイヤル）の
利用が便利です。
（事前に家族にそのことを教えておきましょう
【事前準備】
・家具倒壊防止（家具の固定）
これは地道にやっておきたいところです。
◎ 水・食品（３日分を確保）
水は１日１人３リットルとして計算します。
食品はインスタント食品、冷凍食品、缶詰、保存食、
すぐ食べられる物。
賞味期限切れとなったら普段の生活で消費し、
再準備するサイクルができると良いです。
そうすることでムダがなく、いざという時に賞味期限切れ
ということを防ぐことができます。
なお賞味期限切れの時期を逃さないための一方法として
「未来メール」 の利用があります。
この未来メールに例えば、
「保存食 2015年12月31日賞味期限」
などと記載して自分宛てにメールしておけば
忘れずに食べることができます。
◎ あると助かる物
・消火器
・懐中電灯、ローソク、マッチ
・ラジオ
・乾電池
・救急箱、消毒液、包帯、絆創膏、常用薬
・カセットコンロとガスボンベ
・ナイフ
・帽子（髪型隠し・・・髪が汚れるため）
・ラップ（食器を洗わずに済む）
・ウエットティッシュ（食器拭きや排泄時）
・ヘルメット、手袋・軍手
・雨具（ポケットコート）
・マスク
・運動靴
・非常持ち出し袋
・乾電池式の灯油ストーブは停電時も使える
（石油ファンヒーターは停電時に使えない）
・冬の暖房対策（使い捨てカイロ、湯たんぽ、寝袋）
・夏の冷房対策
・給水車から水を貰うときに使用するポリタンク（容器）
・配給の水を浄化する機材（携帯浄水器）
・予備の眼鏡、コンタクト、入れ歯、補聴器、おむつ、ミルク、
生理用品
・携帯型組み立てトイレ、又は大きなビニール袋＋段ボール箱
・各種充電器 （乾電池式充電器。通常の充電器は
停電時には役に立たない）
・車のシガーソケットから充電出来るインバーター
・車のガソリン満タン
◎ 非常持ち出し袋に入れておくもの
〇 常備品：
・懐中電灯
・ラジオ
・電話番号簿
・現金、小銭（10円玉）、テレホンカード
・健康保険証のコピー
・メモ帳、ボールペン、マジック
・非常食、ミネラルウオーター
・乾電池
・タオル
・寝袋、毛布
・下着、靴下、手袋（軍手）
・マスク
・水のいらいなシャンプー
・トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ウェットティシュ
・ひも、ビニール袋
・小さなはさみ又はカッター
・靴下
・笛
・はし、紙皿、紙コップ
・サバイバル毛布（薄いアルミ製）
・簡易トイレ（又はビニール袋）、
・ケガの治療用品（包帯、バンドエイド、三角巾、抗生物質、ガーゼ）
〇 緊急時点で追加する物：
・携帯電話
・保険証、免許証、キャッシュカード、現金
・常用薬
・デジカメ
・家の鍵
◎ 勤務先での備え
・運動靴、スニーカー（ハイヒールなどでは逃げられない）
・簡易食（チョコレート、アメなど）、ミネラルウオーター
・ラジオ、自宅までの地図、方位磁石
※ 災害時は帰宅が困難になることが多いので、無理な帰宅は
あきらめて、出来る限り会社に泊まった方が良さそうです。
◎ 普段外出するときにできれば持って行きたい物
・携帯電話＋（乾電池式）充電器
・簡易食（チョコレート、アメ、クッキーなど）
・お茶や水などの飲料
・常用薬＋健康手帳（既往症メモ）
・帽子（落下物対策）
・バンドエイド
・健康保険証
・マスク（粉塵よけ）
・ペンとメモ帳
・現金、小銭（100円、10円）、テレホンカード
・ポケットラジオ（通勤ラジオ）
・笛（叫ぶより遠くまで聞こえる）
・付近の親類、知人の住所録（帰宅困難な時）
・震災時帰宅支援マップ
【災害当日】
テーブルや机などの下または横に身を伏せ、
あわてて外に飛び出さない 。
地震の揺れが収まったら、ガスの元栓を締め、
電気のブレーカーを落とし、火の元の安全確認。
人命救助よりも火の始末・消化が最優先。
家がなんとか持ったときには、水道水を蓄える
（直後はなんとか水が出るそうです）
不足な物があればスーパー・コンビニ・ドラッグストアに
すぐに買いに行く。
（みんなが殺到するから遅れるとすぐに売り切れる）
持病の薬をかかりつけ医に貰いに行く。
テレビやラジオをつけて正確な地震情報を得る。
その情報で避難勧告が出た場合は、建物から離れて
近くの避難所へと速やかに移動する。
避難所に行くときは、必ず徒歩で。
持ち物 ： 非常用持ち出し袋参照
大型連休を楽しむのも良いですが、時間を見つけて
準備しておくのも有意義です。
私は今日は近所のスーパーでミネラルウォーター
（賞味期限約３年間のもの）を買いました。
２Ｌ（１本68円）×10本＝680円
重要度からすると安いものだと思います。
（未来メールも設定しておきました）
できるところから備えておきたいですね。
あなたの工夫とか日頃からやっていることなどが
あったらぜひ教えてください。
［参考］ 阪神淡路大震災の体験談