ツバメ以上にスズメの数は減少しており、20年足らずの
間に最大80%減というデータもあるようです。
そういえば私の周りでもスズメをほとんど見かけません。
今でこそ、こんな状況ですが以前はたくさんいました。
そして、お隣の中国ではこんな話があります。
1955年には毛沢東という人が指導者でしたが
彼は米を食べるスズメを見て「悪い奴だ」と
思ったようです。
そして中国得意の人海戦術を駆使してスズメの駆除が
始まりました。
それは凄まじいもので、大勢で一斉にスズメを
追い立てて休ませないようにし、疲れ果てたスズメが
力つきて空からボトボト落ちてきたという逸話があるくらいです。
その結果駆除した数は1年間で11億羽にものぼった
と言われています。
私はスズメと聞くとこの話を思い浮かべます。。。
後日談ですが、それだけスズメが減って米の生産量が
上がったかというと全く逆のことが起こりました。
スズメが食べていた害虫が大発生して凶作となり
餓死者が4000万人となってしまったのです。
中国は何でもスケールが大きいですね。
なにしろ白髪三千丈 (約9km) の国ですから。
今の中国経済の躍進ぶりに少し嫉妬が入った
ような内容になってしまったかもしれません (笑) が、
身近な生き物は可愛がりたいですね。