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ロシアの軍事侵攻を機に執筆したのかと思いきや、元々企画があり、書いている途中に戦争が始まったようです。
ロシアの人々、住まい、街並み、食生活といった外国を紹介するエッセイのような内容から、ロシアと国際関係、プーチンの権力など、軍事評論家としての専門分野まで、今のロシアについてコンパクトにまとまった楽しい本です。
「こんなひどい戦争を始めたロシアのことなど理解したくない、という意見もあるでしよう。しかし、理解することと賛同することは違いますし、政府と社会も(完全に切り分けることは難しいものの)やはりイコールではありません。」
「ロシアがどんな国であるのかを理解することなくしては、この戦争を止め、二度と繰り返させないようにすることはできないのではないでしょうか。」
人口は日本と同程度、GDPの国別ランキングは11位、軍事力も世界第5位のロシアが、あたかもアメリカと対峙する大国のように振る舞えるのはなぜか。
「ロシアを「大国」たらしめているのは意志の力、つまり自国を「大国」であると強く信じ、周囲にもそれを認めさせようとするところにある」という分析はなかなか面白いです。
今まさに読むべき本だと思います。
