いま生きる「資本論」 | 読書雑記

読書雑記

読書日記。

ほとんど自分のためのものです。

いま生きる「資本論」/新潮社

¥1,404
Amazon.co.jp

☆☆☆★★

佐藤優氏による新潮講座「一からわかる『資本論』」第1期(2014年1月~3月)の講義が書籍化されたもの。

この講座は、『資本論』(向坂逸郎訳・岩波文庫)のポイントを全6回で読んでいくことを目的としているので、『資本論』を全く読まずに本書に臨んだ私には、当然のことながら理解できない箇所があった。

『資本論』というと過去の遺物のように思う人もいるかもしれないが、「『資本論』をソ連や東ドイツなどの歴史的に存在した社会主義国、現実に存在する中国、北朝鮮、キューバ、ベトナムといった社会主義国の現実と完全に切り離して、「論理の書」として読むこと」、「革命が好きな共産党、新左翼、旧社会党左派の人々のイデオロギー的な『資本論』の読み解きとも一線を画」し、「『資本論』を資本主義社会の内在的論理を解明した書として読むこと」は、資本主義社会に生きる私たちにとって意義のあることだと思う。