
¥724
Amazon.co.jp
☆☆☆☆★
世代を超えて読まれている作品というのも納得できる。でも、やはり十代、二十代の時に読んでみたかった。
朝の8時から翌朝の8時まで、80キロをひたすら歩くという高校の行事が物語の舞台。
普段の学校生活とは異なり、昼夜を問わず歩き続け、体力的にも極限状態の中では、いつもより他人に対して正直になれたり、固定観念や偏見からも自由になれたりするもの。
そんな非日常の助けを借りながら、主人公は高校生活最後の行事に『秘密の賭け』を託し、友人に対する違った見方や新たな人間関係が生まれる。
高校生たちが繰り広げる歩きながらの会話、独白、回想を中心に進む長編小説でありながら、飽きずに読ませる作家の筆力はすごい。