八日目の蝉 | 読書雑記

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読書日記。

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八日目の蝉 (中公文庫)/中央公論新社

¥620
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☆☆☆★★

不倫相手とその妻が留守にする僅かな隙に、赤ん坊を誘拐し逃亡の日々を送る主人公の希和子。

赤ん坊を連れ出すとき、希和子は思う。
『私だったら、絶対にこんなところにひとりきりにしない。私がまもる。すべてのくるしいこと、かなしいこと、さみしいこと、不安なこと、こわいこと、つらいことから、私があなたをまもる。・・・』

希和子のとった行動は決して許されることのない身勝手な犯罪行為だとしても、血のつながらない子に対しても注がれる母性の力はすごいと思う。