原発のコスト | 読書雑記

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原発のコスト――エネルギー転換への視点 (岩波新書)/岩波書店

¥798
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★★★☆☆

原発をどうするのか。日本のエネルギー政策はどうあるべきなのか。

日本の抱えるこの問題を原発のコストの視点からとらえている。

「原発のコスト」というと、(とりわけ原発推進論者から)「発電コスト」を中心に論じられることが多いが、本書では、「発電コスト」以外に、①事故による健康被害・環境被害、②それらの被害を補償するためのコスト、③使用済み燃料の処理・処分コスト、④立地対策のための政策コスト等についても分析し、原発は決して安くないエネルギーだとしている。

そして、コストの高い原子力発電への依存から脱するため、原子力複合体をどのように解体するか、再生可能エネルギーのコストを含む脱原発のコストはどのくらいかについて論じ、脱原発のコストよりベネフィット(便益)の方が大きく、脱原発は可能だとしている。