Quema del Diablo (悪魔を燃やす) | 秀のブログ

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「Tres Esperanzas」

グアテマラの伝統行事で


直訳すると「悪魔の燃焼」と


なるものなんですが




ディアブロというのは


日本でいう「鬼」で


悪い者の象徴です。





12月7日にこの行事があり


悪魔の人形が作られます。






けっこう怖い顔してます。


これがこの街のディアブロさん。





その後ろにはポスターが。




絵に描いてあるこれらの悪魔は


悪い政治家たちのようです。




いわば風刺画のようなものかな。






夕方6時になると


行事の始まりで





悪魔の人形に火をつけます。






爆竹がたくさん仕掛けてあって


炎とともにパンパンと鳴って


燃えだします。






悪霊退散!


そんな感じで燃え続ける悪魔を


みんなずっと見てます。




燃えたあとは


係りの人が


子供たちのために


お菓子をばら撒きます。




ああなるほど。


怖い悪魔を見るより


子供たちはそれを待ってたのね。






このちょっとかわいい悪魔は


「ピニャータ」というもので


紙で作られた人形です。




中にはお菓子が入っています。




街によっては


これを子供たちが壊してやっつけて


中のお菓子を取り出して食べるそうです。





ネットの拾い物ですが


これは大きな悪魔ですね。





これもなかなかのクオリティです。


デビルマンみたい。




パンデミック前は


メインの街での規模が大きくて


たくさんの人々で賑わっていたそうです。




もったいない気もしますが


これらも後に燃やされます。




グアテマラでは


この悪魔を燃やすことによって


クリスマスのはじまりとなるそうです。






クリスマスを祝う期間が長いのは


カトリックの国ならではですね。





子供たちはクリスマスまで


毎日花火をして遊ぶそうですよ。