お盆です | 秀のブログ

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今出来ること
今でしか出来ないことが
未来につながりますように。
「Tres Esperanzas」

ご先祖さまをお迎えし、


供養するときです。




僕の兄は


亡くなった父の夢を


よく見るというのです。




生前は一緒に仕事をしていたので


その職場の店内に普通に居る、


という夢だそうです。




仕事は理容師で


とても仕事が好きでした。




だから夢で見るのも


仕事をしている姿なんだと思います。





父は癌で亡くなりました。


母が献身的に看病していました。




その病床で母が父に


何か要求があれば言ってと


聞いていましたが


父は何も言わなかったそうです。




少し痴呆もあり


父は反応が少ないというか


ほとんど話さなかったそうです。




父にすると


迷惑をかけてすまないという


思いがあったのかもしれません。




母は言います。


元気な時もあまり話し合う、


そんな人じゃなかった。


病気に臥してからも


言葉は少なかった。




母の思いは


ずっと後悔の念として


母の中に残っています。




仕事がら手先は器用でしたが


自分の気持ちを表すのが


とても不器用な父でしたから


家族に対して


感謝を述べるなどは


あまり聞いた覚えはないです。




思っていても


口から出すのが恥ずかしいのか


照れて言えないのか


そういう、不器用さです。




でも、なんとなくわかるでしょ、


そんな父でした。




母にすれば


ちゃんと言葉として


言って欲しかった。


そんな思いを残しています。





後々に後悔するぐらいなら


もっと元気なときに


病気する前よりも、


もっと前に




普段の、


普通の生活をしている時に




話しをする。




出来ることなら、


そうしてあげれば良かった。




今となって


後悔を思うなら。




今、出来ることを


話せるうちに


話したいことは


話すべき、と思いました。





大切なことを


父は教えてくれた




そんな気がしました。






父は仕事が好きで


店を護り続けて




その店を継いだ兄のことが


気になるんでしょうね。





母の夢には


ほとんど出ないそうですが


母に言いたいことは無く


父の未練としては


何も残していないのでしょう。





家族みんなは元氣です。





家族みんなが元氣なうちに


普段の生活の中でこそ




今、自分に出来ること


話したいことがあれば


話そうと思います。