眠りにつくのが怖かったんだ。



目を閉じたらもうそのままで、



二度とあけることは出来なくて、



大切な人達とはもう会えないし、



話せないし触れられない。



それが怖くてずっと目を閉じれずにいた。










あの時思い描いた終わりの景色は、



今も鮮明に覚えてる。



だからかもしれないけれど、



今は終わりに対する恐怖は落ち着いているんだ。










何度も巡った終わりの景色。



そんな事実はどこにもなかったけれど、



どこにでもありふれてると思えた時に、



失いたくない存在だとか、



見続けていたい夢ってのは、



歳を重ねたからか沢山増え続けてた。



少なくともあの頃よりは、



多分落ち着いて考えられてる。



それでもたまに思い起こしてしまうんだ。



こんな寂しい夜の内は。