縄文体験館ワークショップ(その1) | 東村山生徒会のブログ

縄文体験館ワークショップ(その1)

「若い人が少ないので、ぜひ参加してください!」

ふるさと歴史館の石川さんに誘われて、5月11日に「縄文歴史館」作りのワークショップ(来年5月にオープン予定)に参加しました。
31歳で「若い人」と呼ばれるなんて、新卒採用を停止している斜陽産業みたいですね……。

縄文体験館とは、貴重な縄文遺跡である「下宅部遺跡」の出土品収蔵を主目的とした施設です。放火で焼失(このへんが東村山っぽいエピソードですね)してしまった「かやぶき民家園」@諏訪町の跡地を再利用する計画。八国山(トトロの森)と北川に挟まれた緑豊かなロケーションです。

しかし、縄文遺跡の収蔵・展示というだけでは地味すぎて誰も訪れないし、それだけのために億単位の金を使うのは市民の理解が得られない。だったら、歴史や伝統文化、自然を体験できる場としても機能させよう! ……財政難の東村山市らしい発想です。

今回で第3回というワークショップは、ふるさと歴史館の学芸員たちが事務局となり、一般市民が参加して、縄文体験館を使ってやりたいことを意見交換するという内容。審議会とか公聴会のミニ版という感じですね。

僕と副会長(浦上くん)は、高齢の方が多い参加者の中では確かに若い。というか、参加理由が「自分たちは東村山を愛せるのかどうか、探しに来ました」なので明らかに浮いています。

アイディア出しの際も、他の参加者は「縄文織りの体験コーナー」とか「うどん(東村山の名物)を小麦から作る」と言っているのに対し、僕たちは「東村山美人がサービスしてくれる体験倶楽部」「志村けん一座のライブ」「ジャンベ教室」「ギャラリーカフェ」「市内に7つある中学校の同窓会スペース」など。

副会長は「誰をターゲットにするかを明確にしたほうがいいと思います。縄文遺跡の前での水着女性の撮影会、だったらカメラ小僧はたくさん来ますよ」と発言。

決してふざけているわけではなく、それぐらいしないと広く一般人に来てもらえる場所にはならないと思ったからです。

幸い、他の参加者の方々からも「面白い意見だね」と拍手をもらい、なんとなく前向きな気分で帰りました。事務局は意見をまとめるのが大変だと思いますが……。
次回ワークショップは6月8日らしいです。また参加しようかな!

帰りがけに久米川町の親戚宅に立ち寄りました。
20年間東村山に住んでいるというおばさんは、「縄文体験館? ああ、また変なものを作るみたいね。そもそも私は歴史館にも行かない。市は、もっと別のところにお金を使ってほしい」との意見。
「北山公園の菖蒲だって、昔はもっとたくさん花があったのよ。菖蒲苑とかいって変に整備しちゃうから花が少なくなった」
これが大多数の市民の気持ちなのかもしれませんね。

縦割り予算の行政や大企業だと、どうしても「やる」ことを前提に物事が進められていきます。
ときには、「やらない」決断をすることも大事ですよね。

すっかり「体験館マインド」になっていた頭を冷やすことができました。
そのうえで、自分たちが地元・東村山に何ができるかを考えてみたいと思います。


東村山生徒会会長 大宮冬洋