太った。めちゃめちゃ太った。
「あー太ったー」と大学生の後半くらいから言い始めて、今だに「太ったー」と言い続けている。
年数的に言うならば「太った」ではなく「痩せない」という方が正しくて、割と現状維持である。
でもやっぱり太ったと思うのは、劇的に痩せていた過去があるからだ。
僕の人生の3分の2はガリガリだった。
むしろ太らないことがコンプレックスだった。
野球をやっていた頃「吐くほど食え」と言われて、本当に吐くまで食べた。
でも、全然太らなくて、おばあちゃんからは「ガリガリで死ぬんじゃないか」くらいに心配されていた気がする。
食事という行為自体が嫌いで、でもちゃんと太りたくて(ちょっとぽっちゃりしてるくらいの体型になりたかった)頑張ったけどダメだった。
痩せてることの価値になんか全然気づいてなかった。
これが大学に入って野球をやめた途端、一気に太り始めることになる。
最初はちょっと嬉しかった。
ただだんだんお腹のシックスパックがなくなってきて、Tシャツがきつくなってきたあたりでもう戻れないことに気づき始める。
昔、スポーツをやっていた人がよく陥る「やめた途端」っていうやつだ。
人が変わったようにスポーツというものを嫌悪するようになり、そのくせ「吐くまで食え」と言われていた頃身についた食欲だけが残った。
今日もスーパーに行って豆腐ですませようと思っていたのに、半額の弁当を買ってきてしまった。
わかってるのに、そうじゃないのに、「足りないかな…」という思想になるのはなぜなんだろう。
動いてないくせに足りないもクソもない。
太るなんて簡単な理論すぎることもわかっている。
消費を超えて摂取してるだけなんだろう。
頭でわかってるのに、こんなにも戻れないところまできてしまったのか。
こうやって改めて考えてみると、デブの嘆きみたいで嫌になってくる。
なんとなく、太っている間は売れない気もする。なんとなくだけど、はっきりと感じる気もする。
結局はセルフコントロールの最たるものが体重であり体型なのだ。
ここで、やるやる言ってやらない自分の悪いところが凝縮されている気がする。
ありがたいことに「なんだかんだやる人」と言ってもらえることもたまにあって、そう言ってもらえることが一番嬉しい反面、そんな人間じゃないことも自分でわかってるのが気持ち悪い。
結局太っていることに全て出ている。
最近飯食ってても嬉しくない。
決めた。
ラーメンをやめる。
冷静に食事を振り返ってみた。
一人で飯を食うことが多いのも手伝って、外食をする場合、半分以上がラーメンになっている気がする。
そもそもラーメン以外の外食があんまり思いつかない、牛丼か富士そばくらいか。
もうラーメンやめる。
長々と太ったことについて書いたけれど、結果ラーメンをやめてみることにした。
「痩せる」とか「抑える」とかぼんやりとしたことを思っているからダメなんだ。
川栄李奈は飲み物しか飲んでいないってなんかネットで見たぞ。
やっぱそういう人が売れるんだ、きっと。
俺は川栄李奈になる。
ラーメンをやめてやる。
ラーメンをやめるぞ。
もういい、十分ラーメンは食べたはずだ。
もうラーメンなんて食わない。
やるぞ。
ラーメンをやめるんだ。
絶対やめるんだ。
ラーメンはもう食わない。絶対だ。
ラーメン、らーめん、らあめん、支那そば、中華そば。
食わないぞ。
もう食わないぞ。
食わないぞ!