友達が芸人を辞めるらしい。
一応養成所の同じクラスの友達だったので、なんかLINEしてあげようかなとか考えていたけれど、そいつに送る文章を考えることなんかより、今日のブログ書かなきゃ、と思ってとりあえずLINEは閉じた。

なんだか昔から色々と悩んでた人だったので、たくさん考えて辞めたんだろうなと思ったり。
そういえば、前にも一度そいつが辞めるみたいな話になって、みんなで集まったことがある。
みんなが「まだこれからだよ」と辞めないように励ましている中、
僕だけ「新しいところでも頑張れ!」と辞める方向で励ましていたのが懐かしい。

結局その時は辞めなかったので、僕は一体何を言ってたんだ、という気持ちにはなったけれど。

でも、正直なところ「辞める」という人に対して、止める人が多すぎる気もする。
芸人もよく「辞めたい」っていう人に「続けろ!頑張れ!」っていう人が多いけど、あんまり共感できない。
ライバルが減ることで、自分が売れる可能性が1ミリでも上がるなら超ラッキーじゃん。
そいつとライブをやりたいとか、そいつのおかげで出れるものとか、そういうのはあるかもしれないけれど。

そもそもなんだ、止めるって。
ルーキーズ的なものを見過ぎじゃないのか。
「お前ならまだやれるって!」
と台詞じみたことを言ってみたいだけではないのか。
はっきり言うと、だいたいそういうとき最後に1番良いところを持っていくのは「止められる側」だ。
わざわざピエロになんてなりたくない。
なぜ主役のお膳立てを好んでするのかよくわからない。
昔、自分が企画した旅行でこっそり友達同士が付き合いやがったぞ。
どうなってんだよ、そんなんばっかだよ、ふざけんなよ。

なので、もしも自分が辞めるとか言い出した時は、みんなに全力で止めてもらいたい。
そして「やれやれ」と言って戻ってきて、最後は1番いいところを持っていきたい。
僕は主人公になりたい。

まあ、そんな理由もありつつ、やっぱりなにかをしようとか、辞めよう、としてる人を止めるなんておこがましいし、そんな立派な人間じゃない。
そもそも売れてないし、結果も出てない。
売れてない奴が、なにをわかったような顔してやがんだ、と自分に思ってしまう。

もし自分が何か相談を受けた時(あんまりないけど)、
出来ることって「方向を変える」ことじゃなくて「勢いを変える」ことなんじゃないかと思う。
これをやりたい、って言う人には「やっちゃえ、やっちゃえ」
辞めたい、って言う人には「辞めちゃえ、辞めちゃえ」
基本そう答えるようにしてるし、それ以外できない。

まあ、今回そいつが辞めるってなった時の相談なんてそもそも受けてもいないので、
ここでこんな事を書いてること自体が、お節介すぎて気持ち悪いんだけれど。

人が何を辞めようが知ったこっちゃない。
けど、一ブログネタとして書くくらいには考えてしまうのかもしれない。

ただ辞めることに関しては、そうしたんならそっちの方がいいんだろうなとは思う。
そういえば野球部の時、辞めたやつの方が楽しそうだったな。
「続けてたから、本当の楽しみが〜」
とかうるせえ。
こっちは野球嫌いになったぞ。

芸人に関しては楽しいし、今のところ辞めるつもりないけれど、
自分はライブにそんな出てない時点で辞めてるのかもしれないし、そもそも始めてもないのかもしれない。
基準が曖昧だ。
でもそれくらいフラットに考えた方がいいんじゃないかと言い訳みたいなことも思う。
辞めたくなったら辞めて、やりたくなったらやるくらいの。

自分は面白いことをしたいし、出来ればそいつにも面白いことをしてて欲しいです。

そんなことを思いました。