ゴミブログ season7

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日々の事を書く


昼。


職場のあるビルにかなり広い休憩スペースがあって、どんなところであってもおれは1人で飯を食いたいんだけど、ニワくんっていう、テキーラの失敗談以外なんの話もできない、どうしようもない21歳のガキに目をつけられたせいで、いつもそいつと飯を食ってる。テキーラの話しかしないやつは、東方projectの話しかしてこないやつとどっこいどっこいの鬱陶しさだ。


飯を食い終わっても、そこから動かなかったら延々と話しかけてくるから、最近はタバコを持つようになった。最近はなんとなく吸ってなかったんだけど、こいつのせいでおれの肺は真っ黒だし、脳みそは燻製になりかけてる。


それでも悪いことばかりじゃない。喫煙所に通ってるうちに、同じ新人で、テキーラと同い年のやつとよく話すようになった。向こうは元ホストで、関西人で、どことなく親しみのあるやつだった。


それでも良いことばかりじゃない。その元郷ホスト目当てで、タバコも吸わない女が喫煙所に通ってくる。おれが負け犬の気分でタバコを蒸していると、ホストくんとアバズレどもの楽しそうな会話が聞こえてくる。おれはガンガンたばこを吸う。それもこれも、すべてテキーラのせいだった。


今日の昼も、おれが売店でカップ麺を物色していたら近寄ってきて「オムライス、なにがいいと思いますぅ?」とかなんとか宣った。なんでもいいだろ、この馬鹿。出来ることならそう言ってやりたかった。オムライスは3種類あって、卵にケチャップが乗ったオーソドックスなやつ、ビーフシチューが鳴った豪華なやつ、おろしポン酢で食わせるというだれが買うんだの3種類だった。


おれはおろしポン酢を勧めた。どこかのバカタレが言うに、テキーラはポン酢と飲むのがいいらしい。そう思ったからおろしポン酢を勧めた。だというのに、くそ、そいつはケチャップを選んだ。


そいつがオムライスを食い終わる前に、おれは昼飯を終えて屋上の喫煙所にのぼった。タバコを吸ってたら、例のホストの追っかけがきた。


「ホストは?」と尋ねられたので、知らない、と答えた。女は「ふーん」といった感じで、ホストの定位置でホストを待った。


おれは1人でタバコを吸った。