君に決別の時を 北方謙三 講談社文庫 ★★★★☆

半年前に突然消えてしまった恋人から手紙が届く。
彼女のことをまだ愛しているのかはわからない。だが、助けを求めている。
自分にとってはなんのメリットもない。無視することもできたはずだが男は動く。
命の危険にさらされようとも。

「知らなきゃなにもせん。それじゃ人生が終わる時、後悔するんじゃないかと思ってね」

魂が高揚します。ハードボイルドです、ハイ。

こんなセリフを使ってみたい。
「化粧は薄くしたほうがいい。香水は使わない。それであんたは、いまの二倍はいい女になれるぜ」
坊ちゃん 夏目漱石 角川文庫 ★★★☆☆

誰でも知っているといっていいと思います。題名は。
でも、読んだことはありますか。ストーリーを覚えていますか。
僕はかなり昔、読んだことはあるかと思いますが、冒頭の文章と、赤シャツの名前くらいしか覚えていませんでした。

なにせ明治時代の作品なので、よくわからないことばがたくさんありますが、かなりおもしろく読み進められます。

ダジャレも満載。
例えば。「バッタだろうが雪踏(せった)だろうが、非はおれにあることじゃない」とか。

赤シャツを、「陰口をきくのでさえ、公然と名前が言えないくらいな男だから、弱虫にきまってる」と決め付けてしまうような単純さ、真っ直ぐさは自分にないものだけに余計好感が持てました。

そして何よりも文章の切れのよさに驚きます。
この切れのよさは誰かの作品と同じだと思うのです。

それは… 北方謙三作品です。

仮説
北方謙三作品は「坊ちゃん」に影響を受けている。
ムーン・リヴァーの向こう側 小林信彦 新潮文庫 ★★★☆☆

題名につられて購入した本です。
小林信彦氏の小説を読んだことは今までなかったのですが、これから読んでみようと思います。

離婚歴のある性的不能のコラムニストとライター志望の彼女の物語。
ややミステリーチックな構成がGoodです。

途中かなり不快な気持ちを持ちながら読み進めました。
感情移入しすぎたようです。
最後はさわやかに読了です。


主人公の元妻が口ずさんだ歌

男なんてシャボン玉
きつく抱いたら こわれて消えた

根本的な部分では男のほうが弱いのかも知れません。
四つの署名 コナン・ドイル 延原謙訳 新潮文庫 ★★★★☆

ご存知、名探偵シャーロック・ホームズがバーソロミュー・ショルトーの殺人事件を解決していく物語です。

実は、シャーロック・ホームズの名前は知っていても、本を読むのは初めてでした。
なんとなく手が出なかったのですが、名探偵コナンを見ていて読んでみようと思ったのでした。

そして発見!!
名探偵コナンの中に出てくるセリフが…

「すべてのありえないことをとり捨ててゆけば、あとに残ったのが必ず真相でなければならない」

さらに事件の調査中に真相にたどりつけないワトソンに対してもう一度さけびます。

「僕がかねがねいっていることを、君はさっぱり適用してくれないんだね。
すべての条件のうちから、不可能なものだけを切りすててゆけば、あとに残ったものが、たとえどんなに信じがたくても、事実でなくちゃならないと、あれほどたびたびいってあるじゃないか」
もうひとつの冬のソナタ キム・ウニ ユン・ウンギョン著 ワニブックス ★★★☆☆

実は冬ソナ大好き人間です。
もう夏なのに冬のソナタ、というかなぜかずっと心の中から消えない物語なのです。

この本はドラマ『冬のソナタ』の作家がドラマ制作の裏話と不可能な家で再開するまで、再開してからのふたりの物語が収録されています。

いまYahoo動画で毎週一話ずつ無料で見ることができますよ。
もう一度見てみませんか?
(ちなみ僕はYahooの関係者ではありません)