世界の中心で、愛をさけぶ 片山恭一 小学館 ★★☆☆☆

あのセカチューです。

読み終った感想は?

うーんである。
うーん、うーんと、うなってもなー。

なにか感情移入ができないまま、終わってしまいました。
本の帯には「泣きながら…」とか「涙が…」とか「私の人生の一冊」とか書いてあるのですが、僕の心には響いてこなかったのです。

まあ、じゃあ、愛ってなに? って聞かれても僕には説明できないんだけれども。

昔、「愛ってどういうこと?」「愛ってこういうことでしょ」なんて聞かれたり、聞かされたりしたけど、僕には「たしかにそれは一つの形かもしれないけどそれは一つの形であってそれだけじゃないと思うんだどな。人それぞれ感じ方も違うし。人の数だけ愛の形があるんじゃない?」と心の中でつぶやいたまま何も言えなかったことがあった。
「愛ってことばで説明できるようなものかい?」

この本を読んで感動した人は、その人の愛の形にはまっていたのかもしれない。

僕の感性とは残念ながらずれていたようです。
肉迫 北方謙三 著 角川文庫 ★★★☆☆

ブラディ・ドールシリーズ第三弾

今回の主人公は、妻を殺されフロリダから「負け犬にならないため」日本に戻ってきた秋山。
はじめは高みの見物を決め込んでいた川中もいつのまにか巻き込まれていく。

「レナ」で働く「菜摘(なつみ)」という女性がGoodです。
ハードボイルドな心を持っている女性といったところでしょうか。
特に秋山とのからみは秀逸です。

こんな会話はどうですか?
実際にあったらクサ過ぎるかもしれませんが、ちょっとあこがれます。

秋山の娘を助け出しに行く途中、自分の父親が殺された話をする菜摘。
話し終えた後

菜摘 「つまらない話よね」
秋山 「君を、好きでなけりゃな」
彼らの流儀 沢木耕太郎著 新潮文庫 ★★★☆☆

朝日新聞に連載された33編のコラムが収められています。
国会議員の秘書の話であったり、タクシーの運転手の話であったり、ここに出てくる人達のほとんどがごく平凡な一般人です。

それがどこかやさしい、心温まる物語になっているのです。

沢木氏にかかると、どんな対象でも素敵なドラマになってしまうのではないか。
どこにでもいる普通の人達が沢木氏にかかるととたんに輝いて見える。

「人の数だけドラマがある」とはよく言われるけれど、そんなドラマを沢木氏が一つ一つ丁寧に拾い上げて、語ってくれました。

人間が本当に好きなんですね。
でなきゃ、こんな素敵な作品はかけません。
本日、名探偵コナン第58巻 発売です。

ついに水無怜奈の正体が明かされます。

コレだけはBook offに並ぶのを待ってられません。
さっそく、購入です。

好きな漫画の宣伝、失礼いたしました。
碑銘 北方謙三著 角川文庫 ★★★☆☆

ブラディ・ドールシリーズ第二弾

今回の主人公は、川中・藤木の殺しを依頼された坂井という青年。
人殺しの過去を持つ坂井は、二人に近づくためバーテンとしてブラディ・ドールに入り込むが…。

前回の主人公、川中(おそらくシリーズを通しての中心)はこの作品での露出度が少ない。
彼を取り巻く人間たちがストーリーを進めていく。
一人称を与えられているのは坂井。

ところが、存在感は川中が圧倒している。

次の作品はどうなっていくのか。

ブラディ・ドール中毒になりました。