こんばんは。
歯医者で処置して頂いた詰め物を
昼飯のトンカツ定食のおかずとして食べてしまった(らしい)、
一棟投資マンション/一棟投資アパート売買仲介専門会社の
JPMCアセットマネジメント代表の小野学です。
先日のタワーマンションにかかわる相続税強化の記事へのアクセスが
300超!と本ブログの最高記録を更新し、やはり時事ネタを書かねばと。
まだまだ全く全容が見えませんが、杭打ち偽装事件について。
マンションデベロッパーの開発責任者として、
また縁があってやむを得なく臨時現場所長・現場監督をした経験からお話しします。
今回まず思ったのは、入居者もさることながら、
開発会社(=三井不動産レジデンシャルさん)や
ゼネコン(=三井住友建設さん)が
お氣の毒だなぁ、と。
「杭打ち」は極めて専門的な工事で、
通常は専門業者さん(=旭化成建材さん)が行います。
デベもゼネコンも、ほぼ専門業者にお任せ(悪く言えば丸投げ)し、
私自身もボーリングデータと施工データを見比べて
「ああ、必要なN値のところまで、支持層まで届いたね」
くらいのチェックしかしていませんでした。
今回の事件では14m程度、私の物件では60m(!)という杭を打ったこともあります。
さすがに施工現場を目で見ても、支持層に達したのか届いていないかなどは
おそらくどのような玄人でも全く分からず、データで判断するしかありません。
となると自分でチェックできないのだから
信用できるところに任せる、という判断をせざるを得ません。
元請けの日立ハイテクノロジーさんや旭化成建材さんの
「日立」や「旭化成」というブランドを信じざるを得ず、
それに裏切られたデベ担当者や現場所長の無念は如何に、
と心中を察するものであります。
今回の新聞記事などを見ていると
「行政は規制を厳しくすべきだ!」という基調が多いですが、
現場経験者からすると理想はそうかもしれないが、
現実的にはまぁ無理なんじゃないの?と密かに思います。
現場で責任を負う皆さんの矜持を信じるしかないかと。
となると、「新築=一番価値が高い」というマーケット神話が崩れ、
「ある程度(10年くらいでしょうか?)経過して大きな問題が
起こっていないマンション」の価値が逆に上がるのでは?と。
下戸なのでよくわかりませんがワインもちょっと古い方が価値が高いのでしょう?
マンションも「ワイン化」「ビンテージ化」が進むかもしれませんね☆