司馬先生「花神」その3緒方洪庵先生の適塾

あぁしかし司馬先生の文章の一行一行が大変な教養と教訓に満ちているのに

私は何十年も気づかずにな。人生損したな。

緒方洪庵先生についての詳細は先生の本を読めばいいから端折るが…

大阪で「適塾」という蘭学学校を作って、門弟3千人を輩出。

私欲のない人で、威張ることも怒ることもないという信じがたい人。

村田蔵六も福沢諭吉もここの出で、明治国家の大切な人材を多く輩出した

教育機関の先生。今の日本にいるのかな。

 

福沢諭吉と言う人は先生の書かれた内容から抜粋すると

①古いものを簡単に捨てられて、新しい物を取り入れる能力に長けている。

 ⇒蘭学を捨てて英語に切り替える

②頭が良すぎる⇒未来予測もできる頭の冴え、貪欲な知識欲、切り替えの早さ

③陽キャ…悲観的にならない性格

欠点なんかなさそうだが、個人の才能に満ちすぎていて国家の生末を考える人では

ない気がするな。

 

村田蔵六と言う人は、これも適塾の秀才で当時の蘭学界のベスト3に入る人

なんだが、後年倒幕の司令官になるなんてな。本人も思わなかったろうな。

この人は蘭学を学んでいるのに強烈な攘夷家だったそう。

でもなんで蘭学者のこの人が倒幕活動の司令官になるのか、なんの才能が

あって、なぜ木戸孝允はこの人の才能に気づいたのか…疑問は山ほどある。

 

しかしこの項はタイトルで緒方洪庵先生の適塾としたので蔵六のことは

次回で。この項は洪庵先生の名を書きたかった。偉大なる人が幕末に現れ

一般世間では無名かもしれないが、業界では有名で、さらに偉大なる人柄

だったことでお名前だけでも書きたかった。