司馬先生「アメリカ素描」大事だと思う所拾い書き1

犯罪は自由の副作用

そうなのか…p146

アメリカにおける犯罪の多さは自由の副作用って書いてある。

その言葉のままでは私には到底理解できない。

で、高度な独裁国家では犯罪が少ない。警察を強化し、その背後に軍隊があり

国内治安に密偵網を作り、国民に相互監視の義務を科せば犯罪は減る。

ここはわかる。そうだな。中国のようにな。

しかしこれをアメリカ合衆国に科せば、アメリカを成立させている自由は死ぬ。

自由が死ねば経済は崩壊する…ここもっとわかりたいが今の私には厳しい。

アメリカにおける自由はこの国の活力源であり、人類の希望の灯であるが

その副作用として犯罪が多い。

あぁ腹落ちしないが大事なことなので短い将来の自分への宿題としたいな。

 

相手の心を察する能力に欠けるアメリカ人

p156 アメリカ人の教育、教えること

①自己を表現することを教わる

②自己が正しいと思っている事やる

③自己表現はアーティキュレイト(明瞭)にクリヤー(明晰)にやる

④相手を訴えるときはパーフェクトにやる

以上のことを教わるため相手の心を察する感覚が鈍くなる。

要は日本人の感覚で「察してくれよ」が後天的に持っていないそうだ。

いや教育のせいか…ここのところもっと肌感覚で分かりたいが

私にアメリカ人の知人はいないのでわからんが、いかにもアメリカ人って

感じだな。①から④でアメリカ人は成り立ってると思うと輪郭がはっきりして

それもいいと思うがな…深みに欠けるのかな。欧州人と比して。

 

経済摩擦

1980年代私の若いころ日米経済摩擦が毎日ニュースで流れてた。

デトロイトで日本車が米人のたちにハンマーで叩かれる場面だ。

p162で司馬先生は説明されている。

日本人はアメリカで稼いだドルを還流させない。貯めこんでいる。

日本はもっと輸入しろ!

世界経済をドルの還流とした場合、この言い分は正しいそうだ。

要はアメリカは「文明」の言い分として言ってきており、対して日本は自国の

様々な事情(農業を守らねばならない、工業も同じく、日本人は貯金好き)

つまり「文化」で言うので議論にならないとのこと。

ここも低能な私には充分な腹落ちができないので将来への課題として

書き記しておく。

でもななんか日本がドルをどう使っているか数字で示すことは大事だと

思うがな。 あぁ腹落ちしたい。

 

人よりさきに法があったアメリカ国家 p169

多くの国々は古代以来の文化があって、近代に入ってその上に法が乗っかった。

アメリカだけは逆だった。入ってくる移民に法を遵守させる宣誓をさせて

国家ができた。初めに法があり、人は後から来た。

なるほど、その通りだな。でもこれをどう受け止めて、人生の何に生かすかは

まだわからないな。でも大事な気がしたので記しておいた。

ここで司馬先生の疑問を記す。アメリカ人は広大な文明空間に疲れてきた

のではないか、その気持ちが文化を少数で共有して安らぎを得たいのでは?

文化の裏打ちのない文明は本来ありえないから…と先生は記す。

なんかここ大事な気がするんだが…わかりたい。アメリカの、世界に

おける地位を投げ出すことにつながる気がするが…まさかアメリカは文明を

手放すのか…という不安だけが私にはある。あぁもっと深く知りたい。

 

浅はかな推測だが、自由の国を標ぼうする米国は法によってのみ作られた。

つまり人工のもので作られた。そこに代々継承してきた文化はない。

(でも当初の欧州からの移民はそれぞれ文化があったんだがな。

ここのところが説明つかない矛盾はありつつ)

人は生きる上で心地よいのは先祖からの生活環境や習慣に中で生涯を

送られることだと思うが、それがない。だから近代文明に疲労し、

めんどくさい連中とは付き合わず、仲間だけで共有する社会を目指したい。

となると国家は細分化され、今の米国としてのパワーは返上するという事か。

反米国家にはうれしいことだが、日本は困る。アメリカ頼みだから。

でも司馬先生の言われる「文化の裏打ちのない文明は本来ない」という

言葉は重い。早晩米国はそれを目指して国内が分離・独立してしまうのでは?

日本は米国なしでは存在できないから不安でしょうがないな。

司馬先生がアメリカ素描を書いたのは1984、5年だそうだから今から

40年前か…そのころから米国が文化を欲して細分化を目指しているなら

今のアメリカはどうかよく考えたい。

あぁ頼む、アメリカよ 世界を見捨てないでくれ。