司馬先生の坂の上の雲⑤…Z旗をあげよ

人生最後の坂の上の雲 読み終わった。

こんな重い記録小説はもう読まない。悲しくて、また未来の日本を

憂いて読めないな。

今回も印象に残った部分を紹介する。

バルチック艦隊をいよいよ迎える日の艦内での言葉。

「勝手に食え」言葉がいい。

お菓子なぞ食ったことのない当時の若者たち。

今の贅沢三昧の私たちをさぞお嘆きだろうな。

名文だな。今の我が国の状況も同じく危険で、壊滅的だ。

そして秋山真之氏の高名な電文

敵艦見ミユトノ報ニ接シ、連合艦隊ハ

直チニ出動、コレヲ撃滅セントス

本日天気晴朗ナレドモ波高シ

そして東郷長官の連合艦隊解散の辞の最後の文

連合艦隊が勝てたのは神様のおかげだし、感謝して当然なんだが…

それを私ごときが言うと先人に申し訳ない気持ちになるな。

その感覚をどう表現していいか…

 

要は私は辛酸も舐めずにわがまま放題に生きてきた世代で、

当時の苦労した人でもなく、

平和ボケしてる私ごとき…が…

上っ面は平和っぽい時代にいて、先人に感謝してると言うのが軽いんだな。

感謝してるなら、その当時生きていた自分の先祖に感謝してるか?

心から供養してるか、日々仏壇に手を合わせてるか?してないな。

「神様のおかげとか先人のおかげとかお前が言えば言うほど

軽くなる。迷惑だ!」という心境だな。

そして最後にZ旗 子孫のため国を守ってくださった当時の方々に最敬礼をする。

私からわずか3代前のご先祖様たちなんだな。

はるか昔ではない、たった3代前なのに我々は感謝も忘れてる事を

この上のない恥辱と思わねばならないな。

 

テレビの坂の上の雲の曲も名曲。

youtubeからお借りする。

日本人はこの本を絶対読むべし。

私がどんなに当時の日本人、明治人に尊敬を捧げても足りない。

この国を残してくださって感謝。でも次代は…このままでは引き継げない。

でも救国の人が必ず現れると信じたい。