おじいのバイト…油断できない時代
自分の希望曜日・時間を放棄して、雇って頂いた商店。
とりあえず1日4時間となった。
きつかった。
仕事は一般的なもので、きつくはないはずだが、私にはきつかった。
理由は年齢による体力低下だと思う。60才という年齢の体力にこの労働は想像以上に
堪えた。これで以前面談を受けたスーパーさんの言われた、
「この仕事4時間でも60才にはつらいですよ」が納得できた。
つらい…でも食っていかないと…
1日4時間はたらいて4000円…これでは当然生活費に足りない。
でも今はしょうがない。別の所を探さねばならないが、ここで性根をつけておかない
と、どこへ行っても同じ結果であることはわかってる。
さて、仕事は一生懸命やってる。1分たりともさぼってはいない。
水分補給すらしない。トイレも一回も行ってない(緊張してるとしたくない)
当然監視カメラはあるだろうし、新人だから先輩方の監視もあることは
わかっている。人に後ろ指さされることは絶対にないように注意している。
また仕事中一切私語はしない。仕事に徹している。
周囲も一切話しかけてはこない。今の時代を反映していると感じる。
人に干渉しない、させない冷たい時代だ。
気を許せる人は誰もいない時代。冗談すら言えない時代。
みんな表面はいい人に徹している。みんな狡猾だわね…時代が怖いからね。
とにかく隙を見せないよう注意している。
言葉を発するのは以下のみ。
客に「いらっしゃいませ」 「ありがとうございました」
指示されたら「はい。わかりました」
注意されたら「申し訳ありませんでした」
これ以外一切しゃべらない。感情を表に出さない。
質問は最低限に。あまり聞けば、人から見れば「面倒くさい奴」」と思われる。
で、もし「働きが悪い」とか「仕事ができない奴」とか言われたら、その場で
やめる覚悟だ。雇用主が悪いのではない。そういう印象を持たれる自分が
悪いと思うようにしている。私は古い昭和の人だから。
怖いのは罠だ。万引きの濡れ衣を恐れている。
私のジャンバーのポケットに商品を入れられたりして、気づかずに店を出たとたんに
万引き成立だから、店を出る際はポケットに注意している。
もし商品が入っていたら、店長に報告し、潔白を主張し、警察を自分で呼んで
その日でやめる覚悟だ。無論その間すべて録音しておく。
それくらい注意して当然の世の中だから。油断禁物だ。
嫌な世の中だね。でも今のこの世の中を望んだのは我々だからね。
私は反対だがね。
清廉潔白さを求める世の中、きれいなものしか見ようとしない世の中。
汚いものもあるのに知ってて知らないふりする世の中。
汚い物は役割分担で、それをやる人がいるから私たちは知らないでいい、
その対価として社会コストを払っている…と言いたいんだろうな。
この上っ面の世界が終わるには猛烈な痛い目を見ないと覚醒しないと思うな。
話が変わっちゃった。

