男の秘図(下)P57から

「体面や見栄なぞ、下らぬことだ」というなら、その体面や見栄に関わることのない

時代がやってきても、人間はあまり上等にはならぬし、進歩もせぬ動物なのだ。

秘し、隠すことが不道徳であるという時代。

秘密の意味を軽んずる時代というものは「あまりおもしろくない世の中…」

なのである。

 

なるほどな…

今の世の中のことにぴたりと合うと思う。

今は隠し事が許されない時代だと感じるニュースがある。

・知る権利と言って政治や行政の中身を公開しろと正義感満載で叫んでる人達。

 私は賛成できないな。

・報道する権利と称して個人の生活の奥まで踏み入って、ないことまであるように

報道する人たち。これなんか隠し事開示以上にないことまであるようにしてるんだから

ひどいもんだな。

 

で、秘密を許さない世の中の空気…誰がそうしたのかな。

我々に決まってるが、我々も誰かに仕向けられたのだな。

それがなんだか少しわかるな。

 

一般に見栄を張るな、とか体面より中身だ…とか聞くが…その通りと思っていた私だったな。

どっちが正しいかわからないが見栄を張るなと私が認識してるのは

テレビの影響なんだな。

「見栄を張らない、裸の私」どっかで聞いたな。それが正しいなんて思ってた私は

真正バカだったな。

 

体面や見栄に関わることのない時代では人間はあまり上等にはならないと言ってるのが

池波先生だから

池波先生に従うな。…でもどうすればいいかはわからんな。

とりあえず秘密を持つか…いっぱいあるな。

なんか言いたいことが整理できないな。理解しきって言ってないからだとはわかるな。

 

しかし男の秘図を初めて読んだのが30代だったが、ここの文章の重要さに

気づくことができなかった。若かったからだろうな。

ということは若い人にいくら口酸っぱく言ってもわかってくれるはずはないと

あらためて意思疎通は無理だと思うな。