最近のお気に入りについて。
今日はBOOK編。

■メロン牧場 花嫁は死神
電気グルーヴさんが音楽誌Rock'n On Japanで18年(?)連載されているコーナーをまとめたモノ。
もうね、メチャクチャおもしろい。
今回読んだのは5巻目だったんですが、私の中でクリティカルヒットした話は、「1bb(いちボンボン)」。
これは、ナニかを漏らしたときの単位を表す言葉だそうで(笑)
こんな話ばっかり載ってます。
なんか、昔ABCで放送してた“吉本超合金”を思い出しました。
エッジの効いたニッチな笑い。

■先導者
日本ホラー小説大賞を獲った作品が、文庫化されていたので購入。
淡々とした語り口で、情景描写に優れた作品だと思います。
長編にしようと思えばいくらでも膨らませそうな設定でしたが、最後はあえて人間ドラマにまとめた感じを受けました。
良かったです。
これまでの日本ホラー小説大賞で度肝抜かれたのは、やはり一番は「夜市」。
併せて収録された「風の古道」も抜群に良かったです。
貴志祐介さんの「黒い家」、岩井志麻子さん「ぼっけえ きょうてえ」も、鮮烈に記憶しています。
これだけ書けたらイイよなぁ…。


これから読もうと思っているのは、
岡崎京子さん「PINK」(コミック)と榎田ユウリさんの「魚住くんシリーズ1~3」(文庫)。
なんか凄いらしいんで、食わず嫌いせず、読んでみます。
2月5日に、私の大好きなサラブレッドが亡くなってしまいました。
ステイゴールドです。
このblogでも彼自身とその産駒について、幾度か記事にしてきました。

急逝が少なくないサラブレッド。
齢も二十歳の大台に乗り、“いつかはステイも…”と覚悟はしていたものの、やはり堪えました。
考えると泣けてきて、なかなか記事にできなかったです。
 
かつて広告の仕事に生きていた頃、心が折れそうになったとき、密かに頼りにしていたのはステイゴールドでした。
もちろん、友人や主人にも十分に支えてきてもらったと思います。
けれど、最後の仕上げにいつも奮い起たせてくれたのは、やはりステイゴールドでした。
ひたむきに走る姿と強い眼差に、「お前も、限界を超えていけ」と言われているような気がして、何度も背中を押されてきました。
 
まだ気持ちの整理がつきませんが、ステイゴールド産駒が元気にターフを走り、後継種牡馬も血を繋いでくれているので、もう応援するよりほかに仕方ありません。


ありがとうも、さようならも、言いたくないなぁ。
あともう一度だけ、会いたかった。
大動脈破裂であっさり逝くなんて、なんか“らしいなぁ”って思ったよ。
キレキャラやから、血圧高そうやったもんなぁ(笑)
はじめはヤキモキさせるけど、やるときはやるし、最後は予想を遥かに超える仕事をやって退けて、いつだって自分のペースで、引き際はあっさり…って。
現役の時から生き様が一貫しすぎやろ(笑)

またいつか、ステイそっくりのシャキッとした、最高にカッコイイ馬に会いたい。
ステイの生まれ変わりに会いたい。
ステイに会いたい。
ありがとう。
さようなら。











本日、体外受精の3日目胚(G3a)を移植。

17個採卵できたうち、受精に至ったのは、今回のこの1つのみ。
理由は、主人の蛋白融解酵素の作用が予想外に薄かったから…とのこと。
先生は、スプリット法を採用すれば良かった…とおっしゃってましたが、これまで主人の数値は全て人並み以上だったので、今回体外受精に踏み切るまで、この件は予想もつかないことでした。
誰のせいでもなく、仕方がなかったとしか言いようがありません。

達観しているわけではないけれど、胞状奇胎や流産を経験しているからか、体外受精だからといって、何でもかんでも、皆が皆、スムーズに行くはずがない…と、どこかで腹を括っていました。
よって、この結果には楽観はもちろん、悲観もしていません。
これまでの5年間も、ずっとそういう心持ちで、へこたれずにやってこれました。
いちいち浮いたり沈んだりしたくない。
そんなショボい自分は死んでも見たくないです。
今はこの1つの受精卵に希望を託すのみです。
何ができるわけではないけど、頑張りたい。

生まれてこれる命になるといいなぁ。
また会おうって、約束しましたからね。
 

大昔に書いた作品を思い出したので掲載します。
私は首が斜頚(大したことはない)なんですが、それを前提に、自分が母の胎内にいた頃をイメージしつつ、生んでくれたことの感謝を表した…
まあ、端からすれば、よく分からん作品です。
 



 
逆子の斜頚


弧を描く 赤く 柔らかな壁面に
かよう命の道が
幾重にも照らし出されたとき
私は意識の淵に浮かび上がり
鼓動を感じていました
そうして そっと頬を寄せ
あなたに熱を伝えていたのです

かあさん ごめんなさい
痛みの中で 私だけに優しく呼びかけた
あなたの声 聞こえていました
それなのに 私は
あの世界に 在りたかった
出生のうねりに 逆らわなければ
この首は 挫けずに済んだでしょう
悪いのは私です
もうはじめから分かりきったことなのです
だから どうか この首に
そんなに優しく 触れないで下さい

世界に背を向けて生まれてきてしまったけれど
真っ直ぐに世界を見つめることは
きっと死ぬまでないけれど
斜頚に産んだことを悔やんで
涙を浮かべたあなたを見たとき
私はこの世界を
はじめて 愛しく感じました

かしげた首が見せてくれる斜めの世界を
最近 私が 気に入っていると言ったら
かあさん あなたは 微笑って くれますか?