U2の名曲「Sunday Bloody Sunday」は1972年に北アイルランドで起きた「血の日曜日事件」(英語では「ブラディ・サンデー」)について歌っているが、実際のこの事件を映画化したのが「ブラディ・サンデー」(2002年公開)。
意図的であろう粗い画質や撮り方が生む、当時のニュース映像を見ているかのような緊迫感。そして国家権力はその気になれば簡単に人を殺すし嘘もつくという酷薄な現実をまざまざと見せつけられる。
イギリス政府には不都合な内容でありながらアイルランドとイギリスの合作という点にこの映画に関わったイギリスの映画人たちの覚悟と良心を感じた。事件に少しでも興味があればぜひ観てほしい。