数秘学マダムYUKOです。
たとえば、転んで膝から血が出ていたら、傷口をよく水で洗おうとか(マキロンで消毒というのは昭和な方法なんだそうです)、捻挫をして足首が腫れ上がったら患部を冷やして安静にしようとか、風邪で声がガラガラだったら1日ゆっくり休もうとか、対処法はわりとすぐに思いつきます。血が出る、腫れている、声がガラガラ、というのは満場一致の説得力のある症状で、わかりやすいのです。
ただ、だんだん脳に不具合が生じる病にかかった東京の父コウイチを見ていると、その病状がなんとも納得しがたいというか、血がだらだら流れる傷口のような説得力がないというか、そんな印象を持つのです。一見普通、でも何かが決定的に違う、ただそれが何だかははっきり分からない。脳の病気には、こんな曖昧な性質があるように感じます。
「看病」がしずらいのも特徴の一つ。風邪をひいたんですね、じゃあ生姜湯を作ります、とできれば、看病する側にもそれなりの「達成感」があるでしょうが、そういう風にもいきません。記憶力がうまく働かなくなっている父コウイチと日々ダイレクトに向き合う母サチには、大変だよね、としか言えず。同じような経験を長く続けている人も世の中には大勢いるわけで、年を重ねていくこと、生きていくことの本質を見せらるような、そんな気がします。
瞑想の練習を習慣にしてからの、自分の中での「究極の」目標は、身体が動かなくなっても、覚醒状態にある限り、最後まで意識的でありたい、ということ。瞑想の師であるサラ・パワーズは、マット上でヨガのポーズができなくても呼吸に意識を向けることはできる、瞑想は病気や体調不良、場所や状況にかかわらず、意識がある限りずっとできるものだと教えてくれました。
ただ、父コウイチの脳の病は、あたりまえのことなのにこれまで自分では気づけなかった、あることを教えてくれました。それは、身体より先に脳に不具合が生じることがある、ということ。
自分の意識は最後までなくならないだろう、というのは、自分のような未熟な瞑想実践者の持ちがちな一種のおごりだ、と。どう年をとるかは誰にも分からない。結局のところは、今を大事にする、というところにしか行き着かないのだと知りました。
今日がいい日。
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・次回の数秘学勉強会
日にち: 6月1日(土)
テーマ: チャートのリーディング
時間: 午前の会10:00--13:00
午後の会15:00--18:00
場所: アメリカンクラブ(六本木/神谷町)
参加費:6000円(アメリカンクラブのカフェのドリンクつき)
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•数秘学のシステムに興味がある方は
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・6月14日-16日にサラ・パワーズが来日します。集中コースにて通訳します。
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YUKO