数秘学マダムYUKOです。
舞台を見るのが大好き。チケットを持って劇場に向かうときは、たとえ暴漢にあったとしても、財布は渡してもチケットだけは渡さない、と気合を入れて出かけます。自分が生きることにどれだけ執着しているのかは、実はよく分からないのですが「まだ今は死にたくない」と真剣に思うのも、待ち望んだ公演を見に行くときです。
家にいるのが好きで、出かけるのがいつも億劫なのですが、寒くても雨が降っていても、劇場だったら出かけていけます。飛行機が苦手でも、見たい公演があれば海の向こうまで飛んでいける... 1人でバレエを観にロシアまで行ったときは、自分の舞台への愛にびっくり。レッスン「6」は、心に翻弄される人ですが、わたしの心は、ロシアまで続いているのだと。
サントリーホールも宝塚も行きますが、一番良く見にいくのはバレエの公演。両親がクラシックをいつも聴いていたので、音の基本は「オーケストラ」で脳に刷り込まれていますが、それが両親から受けとった後天的なものだとしたら、踊りは生まれる前から好きだったような感覚があります。 踊りに憧れる気持ちは自分の持つもっとも古い記憶の1つです。
今日はハンブルグバレエの「ニジンスキー」という公演を観てきました。アレクサンドル•リアブコというダンサーをこの演目で観たいとずっと思っていて、毎年のようにハンブルグバレエのプレイビルをチェックしていましたが、来日公演に持って来てくれたので、あっさり願いがかないました。リアブコはキエフ出身のハンブルグバレエで長年踊っているダンサーですが、一言で表現すると「本物のアーティスト、表現者」。そして...わたしは自分のこういう感覚を100%信頼しているので、リアブコは本当に、本物のアーティストなのです(この感覚は「10」から生まれます)
本物のアーティストは、門外漢の人を含めて、あらゆる人に訴えかける力と魅力があります。アレクサンドル•リアブコの舞台の思い出はいくつかありますが、印象に残っているのは、シンガポールに住んでいたたときに見た公演。いろいろな作品が踊られるガラ公演だったのですが、シンガポールの観客はまだ未熟で、観劇マナーがイマイチ。ごそごそ体を動かしたり、しゃべったりと退屈している人がたくさん。でも、リアブコが踊り始めたら劇場が一気に静かになり、一斉に舞台に集中し始めたのです。
劇場は、大きな箱のようなものですが、そこにいる観客が一斉に舞台に集中するときの一体感やエネルギーは、いつも興味深いです。人の心や感情は、目に見える形にはならないけれど、どこかで確固とした感覚を生み出すもので、それがダイレクトに感じられるのが、劇場の魅力でもあります。
今日の舞台も観られてよかった... リアブコ、周囲に馴染みながら突出するダンサーです。
YUKO
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