v数秘学マダムYUKOです。

 

黙想という瞑想法があります。これは静かに考える瞑想なのですが、ぼんやりと考えごとをするのではありません。むしろその対極にあるもので、1つの問いかけをひたすら続けながら坐る方法です。これは以前の記事でも触れたと思いますが、瞑想指導者サラ•パワーズが黙想を教えたときの問いかけは「なぜあなたはヨガをするのですか?」でした。シンプルではありますが、奥の深い問いですよね。

 

瞑想は、呼吸や身体の感覚、心やマインドの声、マントラ、ロウソクの火といったものに意識を向け続けて集中しますが、黙想では1つの問いかけに全意識を向けます。「なぜヨガをするのか」という問いを選んだら、ひたすらそれだけを考えるのです。黙想の最中にヨガのポーズだったり先生だったり、ウェアやスタジオやそこでの友人といったものがマインドに登場してきても、とりあえずそれは置いておいて「なぜヨガ?」という問いだけに集中します。

 

土いじりや料理、そうじなどが瞑想的だと言う声もききますが、それに関しては何とも言えません...。心が落ち着くことには変わりはないですが、多くの場合は静かにいろいろと考えごとをしている、という状態ではないかと思います。ただ、料理なりそうじなり、あるいは、絵を書くことでも踊ることでも、一瞬一瞬それだけに集中して取り組んでいたらそれは瞑想です(「動く瞑想」ですね)。

 

最近ではさまざまな瞑想法が取り上げられますが、わたしが習ったのはシャマタとヴィパーサナ。いわゆるマインドフルネスですが、瞑想は思考の温床、あちこちに移ろうマインド(モンキー•マインドと呼んだりします)から離れるためにするもの、という考えが基本です。過去を後悔したり未来を不安に思ったり、シンプルなことを複雑にするのも、すべてマインドの仕業。ものごとを必要以上に難しくするのです。思考というマインドの支配から一時逃れて、即今ただ今(禅の言葉ですが)に集中しましょう、というわけです。

 

今年に入ってから週1回黙想をしています。問いかけはそのときによって変わりますが、その目的は、自分のビジョンをはっきりさせておくこと。毎日文章を書くのはなぜなのか?数秘学は自分にとって何なのか?もっとも端的な表現にすると「自分は何を求めているのか?」つまり「What do I want?」という問いかけです。

 

黙想は、瞑想に馴染みがない人でも入っていきやすいです。床でも椅子でも横になってもいいので、背骨がまっすぐになる姿勢をとって、1つの問いかけを続けます。「なぜこの人が好きなのか?」「なぜ仕事をやめたいのか?」「これに夢中なのはなぜ?」試してみると分かりますが、びっくりするようなことも含め、いろいろなものがいろいろな形で自分の奥の方から出て来ます。くれぐれも「考えごと」にだけは陥らないように、1つの問いを決め、ひたすら問いかけてみてください。

 

瞑想の数字は「4」。「4」のマインドはニュートラル/空っぽにしておかないと、

やかましくて仕方ないです。

 

YUKO

 

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数秘学のリーディングは「黙想」を手伝う性質があります。普通の黙想との違いは「数字が発する問いかけ」を使うことです。

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次回の数秘学の勉強会は4月1日(日)14:00--17:00です。テーマは「数字を徹底的に学ぶ」です。数秘学に興味のある方でしたら、どんな方もご参加いただけます。いっしょに数字の神秘を学びましょう!