数秘学マダムYUKOです。


数秘学を学ぶと、人の有り様を見ることで、その人のチャートの数字のバランスがとれているか否かを感じ取ることができます。これは、数字が十分に生かされているかにも通じることです。人生で何をし、何を達成するかは個人の選択によりますが、いいな、と感じるのは、ときには困難にも向き合いながら、自分に合った無理のない生き方をしている人。そういう人生を生きるのは簡単ではないことは知っています。ただ、苦しみや悩みもすべてひっくるめた、その人なりの生き方をする、これはすべての人に共通する人生の究極の目標なのでは、と思います。

 

明日、日本を去る義母マルですが、彼女にはまだまだ「unpack」していないものがある、と感じます。unpackという言葉は、心理学でよく使われる言葉で、スーツケースを開けて中にあるものを全部取り出す、つまり、内側にためこんだものを外に出す、ということです。数秘学でいうと、チャートの数字を1つ1つ時系列に辿りながら、詳細なライフストーリーを描き出す、という作業のことです。

 

マルを見ていると、レッスン「5(身体)」の活動過多(何かに駆り立てられるように休まず身体を動かし続ける)、コア「6(心)」の感情の不安定、などが気になるところです。そして何よりもファンデーションの「7(声)」。彼女は、精神が不安定になると、普段から大きい声がさらに大きくなり、独特のトーンをおびて饒舌になり(ひたすらしゃべりまくる)、ほぼ、聞くにたえないぐらいになるのです。

 

ずっと続く悩みや問題があったとしたら、見るべき数字はファンデーションです。この数字は、安定状態にあれば気にかける必要はありませんが、不安定な場合は意識的にバランスをとるべきものです。マルの場合は「7」。精神的にしんどいとき、声が彼女を支えているのは分かります。ただ、十分でない部分もあります。「7」は単なる声でなく「伝えるべき心の声」だからです。

 

マルは、心の中にあるものを素直に伝えることができていない。というのが、一番率直な表現です。彼女の存在を支えるべきものなのに、そこが不安定なのです。彼女の中には抑圧されたものがまだたくさんある、と「肌で」感じます。

 

マルは幸せでしょう。家族との関係もいいし、趣味も友人もたくさんいる。ですから、そういう「バランスのとれた状態」で安定しているところを、いちいち引っ掻き回すのは、やってはいけないこと。彼女の抑制された感じは、時代的なものかな?と思ったりもします。数秘学の師、タイラーは、この世代の人たちは、時代特有の制約やルールに縛られ、自分らしい生き方をするのが難しい人生を送ってきた、と話していました。

 

そして、マル世代(1945年生まれ)の親達は、もっと強い制約に縛られていたはず!

 

YUKO

 

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