数秘学マダムYUKOです。

 

脳にはRAS(網様体賦活系もうようたいふかつけい)というシステムがあります。よく「引き寄せの法則」とセットで出てくる脳のこの働きを知ったのは、神経科学と量子論がテーマのタイラー•モンガンの講座の通訳をしたときのことでした。

 

脳は「勝手に働くもの」。どこがどう機能しているかは意識されません。ただ、RASはちょっと違います。日常生活の中で、この機能の働きがはっきり分かるのです… 目に自然に入ってくるものや、気づくものを通して。

 

RASには、周囲の様々な情報の中から、自分に重要なものを拾い上げる働きがあります。これは、とても理にかなった脳の働きと言えます。世界は数限りない情報に溢れていますが、そのすべてを脳がキャッチするのは無理だからです。

 

RASが働くと、脳が重要だと認識することが優先的に意識に上がってきます。例えば、ダイエット中の人はやせている人が、子どもにバレエを習わせるママは髪をシニヨンにした女の子が、黄色いかばんがほしい人は黄色が目に入ってきます。マダムYUKOの場合は、数字や誕生日にいちいち反応!脳内で反芻し、考えていることに関わるものには、おもしろいようにすぐ気がつきます。

 

このように、RASは必要な情報を選別してくれるすぐれたシステム。引き寄せの法則とセットなのも理解できませんか?ものごとを引き寄せるためには、それに関わるものを目ざとく見つけることが何よりも大切。その役目を担うのがRASなのです。

 

欠点があるとすれば…意識していると、見たくないものも見てしまうこと。例えば、夏に出る例のムシ。あえて名前は言いませんが、お分かりですね。マダム家には棲息していません(断言)。でもどういうわけか、ヤツらには家への侵入ルートがあり、突如として現れます。一夏に数回の「出会い」ですが、始めに見つけるのはいつもわたしです。

 

RASは「なぜいつもわたしなのか」の謎解きをしてくれました。それは「出るんじゃないか」と四六時中怖がっているから。脳がゴ…が重要だと認識していて、黒光りするモノが出現した瞬間、素早く教えてくれるからなのです。脳が常に探しているわけですね、ヤツの姿を。

 

難点はあるものの、意識される内容を重要視する脳の働きはとても貴重。これは、誰もが積極的に使うべき機能です。外を歩いていても、日によって目に留まるものが違いますね?そんなとき、それはなぜ?と意識を大元まで辿ってみるといいです。あっと驚く気づきがあります。

 

ミラノで見つけた地下鉄「モスクワ」駅。わたしはロシアに行きたいに違いない... 

 

YUKO