数秘学マダムYUKOです。
そもそも、リトリートには何が目的で行くのか?と言うと、安全な場所にしばらくの間「引きこもった」あと、外の世界(つまり日常生活)で、学んだことを使いながら生きていくため。そんなところかと思います。
リトリートを数字で表すと「7」。この数字には、境界線、声、整理整頓、コミュニケーションという意味もありますが、リトリートに絡めて説明すると「自分の周りに境界線を作ってそこに留まり」「内側を観察して必要なものとそうでないものの仕分けをし」「そこから出たときにその学びを実践し、声や文章にして伝える」ということ。「7」という数字には、リトリートの意味がすべて凝縮されています。
安全な場所に同じ目的を持って集まった人たちといることは、ある種の心地よさをもたらすので、それだけでも十分リトリートの価値があります。でも、その真価が発揮されるのは、リトリートが終わった「あと」。作られた安全な環境から離れ「現実」というイバラの?道を歩き始めたときです。
今日はリトリートの最終日。昨晩に沈黙を解き、朝はいろいろな人たちとお話し、幸せな感じがありました。さよなら、またね、と、リトリートセンターを後にし、タクシーを4人でシェアして電車の駅についたのは1時ごろ。電車に乗るのは自分だけで、あとの3人は別のところへ移動。オンラインで予約済みの1時30分発の電車に乗り、そこから乗り継いでボローニャまで行く予定でした。ボローニャに着いたら街の広場まで歩いていって、タワーに上って街を眺めて、と頭の中で計画を巡らせていました。ところが。待てど暮らせど、電車が来ないのです。
イタリアではよくあるようなのですが、その駅もまったくの無人駅。駅員も、電車を待っている人もいなくて、ときどきブラブラとやってくる人たちがいるだけ。2時を過ぎたころに、いくらなんでもこれはヘンと思って、勇気を出してそばでベンチに寝ていた女の子に尋ねてみると「今日は日曜日。朝8時と夕方4時半の2本しかないよ」とのお答え。え。うそでしょ?信じられなーい!そのときに心をよぎったのは、こんなこと。
「3週間前にオンラインで予約したよ?」
「チケットもプリントしてきたよ?ほら、ここにあるよ!」
「だからイタリアって!!!」
「日本だったらありえない!」
「乗り継ぎの電車に間に合わないよ、どうするの?」
「ボローニャのホテル予約してあるんだけど!」
「そもそも、夜までにボローニャにたどり着ける?」
「お腹すいたよー」
「あと3時間ここで待つの?かんべんしてー」
「かんかん照りで36°なんですけど?」
「スーツケース重いのに」
何だか。リトリートが終わって、本当に「すぐに」現実に直面した感じがありました。ああ、外の世界ってこういうものなんだ。来る筈の電車は来ないし、旅の予定は一気に白紙。炎天下に重いスーツケースで、次の電車まで3時間なのか。
困る?不安を感じる?誰かを責める?苛立つ?怒る?どれも、あまり、自分のためにならなそう。教えてくれた女の子にお礼を言って、とりあえずスーツケースを引きずって、街らしき方向に歩いてみることにしました。3時間あるし、リトリートできちんと休んでるから疲れてないし、アーサナの練習で筋力あるから重いものも大丈夫。カフェでも探して、教会の鐘の音でも聞いていればいいかな、と。他のことはあと。今できることはないし。それいいよね。
リトリート後の第1日目は、こんな感じだったのです。
石畳の上はスーツケースが引きづりづらい。でも、左手で引っ張って
鍛えました。
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