数秘学マダムYUKOです。
数秘学では知らなくてはいけない情報が山積みです。1から11までの数字の意味と揺らぎ、チャートの作り方やチャートのポジションの意味、数字どうしのつながりなど、際限なく続きます。難しい計算も言葉遣いも概念もなく、基本的に明確に説明できるものだと思います…でもなぜか、すぐには記憶に残らない。何度も繰り返しきいたり、読んだり、日常生活で実際に「数字的体験」をすることで、やっと腑に落ちるといいますか、「分かる」ようになります。
数秘学を学ぶことは、ある意味、情報をどんどん足し算で足してしていくようなものです。数字の基本の意味が分かったら、数字のプラス/マイナス面を学ぶ。次に、日常生活で実際に数字を体感する。そして、別の数字とのからみを知って...というように、足し算をしながら知識を増やしていくのです。
ところが、数秘学の目的ともいえるチャートのリーディングは、足し算の世界観からは離れます。リーディングは数秘学の知識を披露するものではなく、これはむしろ、知っていることの中から、いかにその人に必要な情報「だけ」を取り出すか、という選択能力にかかっています。同じ数字の組み合わせでも、その人の状況によって、意味は大きく変わります。そういう状況をよくよく理解した上で「知っていることを披露」するのではなく「知っていることの中から選ぶ」。必要な情報を際立たせるために「余計なことをいかに言わないか」という引き算の能力が試されるのです。
タイラーのリーディングはとても「クリーン」。余計なことも、難しいことも言わず、表現的にもクラスで聞いたことのあるものが多い。なのに、そういう情報を必要なものだけを選んで組み合わせると、不思議なことに、その人の人生がヴィヴィットに色づきながら動き出すのです。巻いてあった布が床の上を大きく素早く広がっていくようなそんなイメージ。数秘学っておもしろいな〜としみじみ思う瞬間です。
引き算はとても大事...。引いてもマイナスにならないぐらいの
元手がないと引き算はできないですし!
いいものは、全部引き算でできている...と最近は思うようになりました。
YUKO