数秘学マダムYUKOです。
前回の「バレエの中の『2』」の記事で、このアートの持つ多くの「2」の要素についてお話しました。今日は、その記事をもとに、ダンサー、シクリャローフの「2」を見ていきます。ここで1つ念を押してお伝えしたいことが....。バレエは、アスリート並みの高い身体能力が求められますが、これはアート/芸術です。スポーツでも、技を披露するものでもありません。ダンサーはアーティストであり、スポーツ選手ではありません。
さて。
レッスンナンバーは、人生の課題となる数字です。ここまで見てきたように「2」のキーワードは「関係」。それもとりわけ「2人の関係」「自分と何かの間の1対1の関係」です。そこで浮かんでくるのが、2月生まれでレッスンナンバー「2」のシクリャローフが、少年時代、バレエとどのような関係を持っていたのか、という疑問です。
マリインスキー劇場の壁を見るだけでワクワク
シクリャローフは、サンクトペテルブルグのワガノワ•バレエ•アカデミー出身。このバレエ学校は、300年近い伝統を持つマリインスキーバレエに付属した組織で、劇場と同じ場所にあります。入学は非常に狭き門であり、ウィキペディア英語版によると、毎年約3000人の応募者の中から合格するのはたったの60人。将来の可能性を見込まれた子だけしか入学できません。「バレエは踊るべき人が踊ります」と言ったのは、ボリショイバレエの名バレリーナ、マイヤ•プリセツカヤだと記憶していますが、まさにその言葉通り、入学の時点で、プロポーション、身体能力、骨格などのバレエダンサーとしての基本的資質や、音楽性、リズム感などの芸術的才能などを精査され、適した子だけが選ばれます。
めでたく入学しても、そこから先もイバラの道。卒業までの8年の間に次々にふるいにかけられ、8年終了時まで残って卒業するのは25人ほどだそうです。さらに、その中からマリインスキーバレエに入団できるのは、トップレベルのごく一握りの生徒(近年は、トップの生徒がボリショイバレエを選ぶという現象が起きており、マリインカファンとしてこの状況を危惧しているのですが)。つまり、シクリャローフは、選ばれた人の中でも、トップレベルの抜群の才能を開花させたダンサー、ということになります。
このように、入学するだけでも名誉なワガノワですが、シクリャローフの場合は、バレエをやるそもそものきっかけは本人の意思というよりは、息子の才能を見込んだ母親だった、と本人がインタビューで語っています。おそらく入学は、ワガノワの最小学年、10歳のときだったと思われますが「サッカーがやりたかった」少年が来る日も来る日も1日中、バレエ漬けになるわけです。そのとき一体、彼がどういう気持ちだったのか、スムーズに学校に馴染むことができたのかは、本人にきいてみないことには分かりませんが、これは間違いなく「自分とバレエとの関係をつねに思わざるを得ない」状況であり、まさに「2」の課題そのものであると言えます。
神様からの声が聞こえてくるように「わたしにはバレエしかない」ことをまだほんの子どものころに悟り、運良く身体的能力にも恵まれて、バレリーナだけを目指してきた、というダンサーもいます。もちろん、バレエダンサーを志ざす人は誰でも、いろいろな局面で困難や挫折を経験するわけですが、始めから「自分とバレエの関係」が揺るがない人もいるわけです。シクリャローフの場合はどうだったのか、機会があれば、ぜひ尋ねてみたいところです。
YUKO
ウラジミール•シクリャローフがどんな人なのかに興味がある方はこちらをどうぞ。
https://www.shklyarov.com/kopiya-glavnaya
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YUKO