こちらの本を読みました。
これは、何でも持っていると言われている、社長&女性誌モデルの申麻衣さんがインスタで読んだ本として紹介されていたので気になって手に取ってみました。
ロシアによるウクライナ戦争がなお続いている現状に対して、
「平時はコモディティ」であるエネルギーが、「有事は戦略物資」となることをまざまざと見せつけられている。
興味はあるけど、この手の本は小難しくて、なかなか読む機会がなかったので、手始めに。
思ったよりも小難しい話は最小限で、易し目の言葉で自分の経験談とかも書かれていて、面白かったです。
特に、ヨーロッパ大陸とロシアのエネルギー関連の話とか。
ロシアとヨーロッパをつなぐガスパイプラインに関しては、大陸続きであるがゆえに、冷戦時代から独ロ間のガスパイプラインによって、ロシアの天然ガスに依存しているらしく、今回ロシアの侵略に関して物申したくても、ガスを止められるわけにもいかない状態だったために、運命共同体的な状態になっていたとか。
ここで、エネルギー資源と言えど、ガスは気体、石油は液体という当たり前に違う性質によって、輸送方法が異なる点が注意。
ガスを運ぶためには、どうしてもパイプラインが必要であるがために、まずパイプラインを整えてから輸送開始となるため、実質的にコストもかかるし、開始したら止めるというのもコスト的に大ダメージ。これがヨーロッパがロシア依存を完全に断ち切ることが難しい点ともいえるのかも。
また、石油大国、サウジアラビアのいう国に関しても言及されてて、それも面白かったw
サウジアラビアと言っても、石油が豊富な国で砂漠地帯かな、くらいしかイメージなかったけど、極端な絶対王政を強いている国のようですね。
「すべての国家財産はサウド家のもので、国民は国王からのご慈悲を得て生活している、つまりサウジ国民には政治的権限は皆無というのが、サウジの国家の仕組み」とのことですww
国家の成り立ちが違うといえど、我ら民主主義国家の日本人には到底受け入れられない考え方ですね・・・
それでも、国として成り立っているのは、石油が豊富だからなのでしょうか。
さらに面白い話が、サウジの教育について。
中学卒業試験の内容が、イスラム教とアラビア語に偏っており、授業内容の45%がイスラム教とアラビア語らしい・・・宗教教育が根底にある、というのは、確かにそうでないと、国として収まらないよな、と。偏った思想教育があるからこそ、絶対王政が維持できているとも言えるのかも。
最後の方に、日本で石油などの天然資源がない理由に、日本が地質年代が若いかららしい。
ガス、石油、石炭が「化石燃料」と呼ばれるように、約4億数千年前から6500万年前までに化石が生成されたということらしく、これはもうどうしようもないですね。
こんな感じで、筆者の知識を読者が興味持ちやすいように、かみ砕いて書かれているのが印象的でした。
地政学とは、地理学と政治学を合わせた用語らしく、なんか最近馴染みがある気がする・・・
たまにはこの手の本を読んで教養を高めていきたいと思います。
(なんか、ここから派生して、サウジってどんな国なのか?とかドイツとロシアの関係性とか、、、色々気になったりしますからね)