刊行した著書が全てベストセラーになり、アメリカで最も人気のある著者ということを、何が別の書籍で知って、こちらの本を読んでみたくなったのでした。

なので、興味を持ったのは内容ではなく、著者の方。

ただ、こちらの本はフィクションではなく、著者の息子の実話を記した、実録という感じでしょうか。

 

内容としては、著者の息子、ニックが、かなり深刻な躁うつ病を長期にわたり患い、19歳でこの世を去った実話。

当時としては、病名を付けることすら嫌がる医師が一般的で、薬物治療に踏み切れたこともかなり病状が経過してからになってしまったために、この若さで亡くなった要因の一つだったかもしれません。

 

実録ということで、もう最終までの話の展開は読めてしまう、とはいえ、一体どんな人生だったのか、というのは興味深く、最後まで読み進められました。

 

躁鬱、というと、仕事のストレスなどで精神的なダメージを患う病と思いがちですが、本書のように先天的な躁鬱というケースも決して少なくはないのでしょうね。

 

訳が変だったりするけど、「デーモンに憑りつかれる」という表現が出てきて、感情を制御することができない、という感覚にたびたび襲われるようで、そういう精神の病を解決していく、のは医学が発達しても完璧には難しいかもしれませんね。

 

そんな苦悩の日々をまとめられた内容だったけど、それを「輝ける日々」と題しているのは、苦悩な日々でも最愛の息子と過ごせた日々を想って名づけられたのでしょうね。