いつか、書店で平積みされてて、読みたいと思っていた本が、図書館で借りれたので読みました!

 

おそらく、購入したらいつまでも積読状態だっただろうけど、図書館で借りると期限があるからね、ささっと読了できました!

 

簡単に本書の内容を要約しちゃうと、

”健康で幸せな生活を送るには、よい人間関係が必要”という話でした!

 

 

もちろん、健康的な生活という意味では、食事や運動など規則正しい生活は必要だろうけど、それと同じくらい良い人間関係を保持しておくということが、幸せ度には重要らしい。

 

「重要なのは守られているという感覚」で、「綺麗事ではなく、人間には仲間、味方が必要」というのは、ストレスフリーな状態のことなので納得感ありますね。

 

この事実は長期にわたる研究で明らかになっている、エビデンスをもとにされた内容でしたのでそれなりに説得力もありましたけど、自分事として置き換えてみたときに、

パートナーや家族との良好な関係を構築する方法が書かれていて、私には結構耳の痛い話でしたw
別に、関係が悪いとは言わないけど、彼らと付き合うことで自分が物凄くハッピーになれるかどうかは分からないなぁ、とか思ってしまう。
筆者は、パートナーや家族と一緒にいられる残り時間を計算したらそんなに多くないことを実感するでしょ、てな話の展開だったけど、私としたら、その時間が僅かだとしても、悲観的にはならなかったな。家族だったら年に1度や2年に1度くらいのペースで十分だと思っているし、それ以上頻度高いと自分の人生に集中できなくない?と思ってしまうので。
パートナーとも日々休みの度に、色々一緒に過ごしているし、すでに悔いとかあんまりないですw(別に離れたいとかいうわけではないけど、日々で悔いなしって感じですw)
 

 

本書中で、その通りだ!と思った言葉として、
「幸福と自由は一つの原則をしっかり理解することから始まる。自分の意思で思い通りになること、ならないことがある、ということだ」
「自分の意思で変えられないことに執着するとみじめになる、だから人生で大切なのは、変えられるものと変えられないものを区別すること」
 
人間はみんな同じではない、という現実を受け入れることが、残酷かもしれないけど大切なことだと思う。
人間には適応力があるから、今感じた幸福感は永遠には続かなくて、いつか慣れてしまって、幸福感が無限に高まるものではない。
どこかで頭打ちになってそのレベルが当たり前になるから、夢が実現すればすぐに慣れ、脳は新しい挑戦や新しい欲望を求める。
この話もとても参考になりました。
 
それぞれが自分が目指せる範囲のモノ、手に入れられる範囲のモノを目指して、それを実現させていって、実現したら、また違う夢を追う。
そのサイクルが自分の人生を豊かにすることだな、と思う。
 
本書では、そのサイクル=過程にも、必ず、最も重要なのは人間関係、とのこと。
 
人間関係は仕事を良好に保つためにも重要だという話もあって、総じて人生とは人間関係、という話でした。
 
 
そもそも「人類の生物学的ルーツとして、5万年前、単独行動は危険だった
一人きりで危険を察知しなければならなかった
危険を察知するとストレスホルモンの分泌量が増え、警戒心が高まる」
「目の前で起こっていないことに思いをめぐらせる能力は、ヒト進化によって獲得した認知能力の一つだが、心に負担がかかる」
とのことで、なるほどな~と。
ヒトが人間関係を求めるのは進化の過程で獲得した能力の一つなんですね。
 
そして、もう一つ、人には「未来を予測するという認知能力がある」らしく、だからこそ、「毎日が多忙だと感じてしまう」らしい。
でも、それはとてもストレスがかかるので、「これから起こるかもしれないことや後でやならければならないことを考えずに、この瞬間に意識を向ける」ことが大切なんだとか。
 
 
何でもかんでも”人間関係”という話は、私としては、どうしても納得できない部分があったのだけど、確かに幸せな人生=GOOD LIFEには、欠かせないのでしょうね!