ナチス政権下で行われたアウシュビッツで大量虐殺が行われたことに対しての裁判が舞台となる作品。

ナチス支配下の頃の作品は多くあるし、私も過去に読んだことはあったけど、その後の西ドイツを描かれた作品はあまり多くないのではないかな。

 

アウシュビッツ裁判は初めてドイツ人をアウシュビッツに向き合わせた裁判とも言われている。

300人を超える承認が召喚され、ガス室による大量虐殺や親衛隊員による拷問や虐待を詳細に語ったことで、ドイツの人々は初めて、強制収容所で何が起こったのかを知った。

 

 

一部ネタバレしちゃうと、

 

 

主人公の女性は、通訳者としてアウシュビッツ裁判に関わることになるが、そこで証言者たちの言葉を聞いて、ひどく心を揺さぶられ、遂には彼女の両親も無関係ではなかった現実を突きつけられる。

直接的にその虐殺に関わったわけではないが、その一翼を担っていたという事実は変えられない。

当時、その虐殺を阻止することもできたのでは?というのは現実的ではない考えだが、何もしなかったという罪悪感を当時のドイツ人たちは背負わざる負えないかった。

 

このような内容がノンフィクション寄りで書かれており、非常にリアルだったし、興味深く読了しました。

 

積極的にではないけれど、いつかアウシュヴィッツを訪れてみたいです。