タイトルのまんまな内容で、著者が実際に1年間お金を使わずに生きる話でした!

 

お金を使わないというのは、家を準備するところから始めて、薪を集めて火を起こして、トイレだって水洗トイレという訳にもいかなないので、排泄物は肥料となるような仕組みで生活していく。

紙と鉛筆だって、お店で買うという選択肢もないわけなので、キノコで紙と鉛筆を作ったり。

お金を使わない生活って、全部自分でしなければならないから、本当に忙しい日々。

 

本書を読んだ所感として、確かに、ドキュメンタリーとしては面白いし、興味もあるけど、いざ自分がやりたいか?と言われたら、そこまで極端なことはできないな、と思ってしまったのが、率直な感想。

 

でも、今の我々が住んでいる世界は、消費が善とされていて、経済を回すことに躍起になって、自然破壊が進行されている事実を知っていても、環境保全をうたうキャッチコピーですら胡散臭いと思ってしまって、実際に行動することに必死に取り組んでいる人を厄介者にしがちな社会があるけど、世界の一部の人が、こうやって、より良い地球を作るために、行動で示しているのは、非常に興味深かった。


本書から一部引用。

「心の底から破壊を好む人間はいない。他人に苦痛を与えて喜ぶ人など、そうそうお目にかかるものではない。それなのに、無意識に行っている日常的な買い物は、随分と破壊的である。

なぜか。ほとんどの人が、自ら生産する側に立たされることはおろか、そうした衝撃的な生産過程を目にすることもなければ、商品の生産者と顔を合わすこともないからだ。」
「お金のせいで、自分たちが消費する物とも、自分たちが使用する製品の作り手とも、完全に無関係でいられるようになってしまった。」

 

筆者のように極端な行動はしたくなくても、モノは極力買わない・買うにしても地球環境を環境を考えて購入するなどできることから始めたいと思いました。