先日読んだこの「PRESIDENT」に、またも興味深い記事が。
オンライン記事で探してみたら、ありましたので、良かったらどうぞ。(途中までしかありませんが、、、)
大前研一「"共産主義国家"ニッポンが低所得低成長である根本原因」 働き方と教育が日本変革の鍵 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
日本の問題は、「所得の格差ではなく、日本で働く人たちの収入が全体に低いこと」らしいです。
どういうことかと言えば、「日本はこの30年間GDPが増えていない。分配する富が創出できないほうが問題」だそうです。
こちら記事で、「転職しないから所得が上がらない」題されてて、次のように書かれていました。
「IT技術者は、海外では給料が高い職業だが、日本では初任給が24万円前後と他職種と変わらない。中国はじめ世界のIT業界では、給料が安い日本の技術者を雇うのが最も得だと言われている。
インドのIT技術者は、20代で年収1600万円も珍しくないから、日本とは5倍の開きがある。インド工科大学は23校あって、IT技術者も数多くいる。日本からバンガロールなどに採用担当者を派遣しても、日本企業に就職したがる技術者はほとんどいない。世界中から年収1600万円で声をかけられるのだから当然だ。
しかも、日本の採用担当者は「年収300万円だけど、ライフタイム・エンプロイメントで、毎年のように昇進昇格するよ」と勧誘する。インドのIT技術者が、終身雇用を望んでいると勘違いしているのだ。世界のIT技術者は、転職を繰り返して出世していく。終身雇用に魅力を感じるわけがない。
IT業界に限らず、日本では就職や転職の考え方が、世界標準からズレている。より高い給料を求めて業種を超えて転職するという発想がない。日本の給料が安い原因の1つだ。
日本で平均年収が高い企業といえば、キーエンスが筆頭にあがる。過去5年の平均は2000万円に近い。しかし、キーエンスに転職希望者が殺到しているという話は聞かない。」
確かに、日本人は転職したら年収が上がる、年収を上げるために転職しよう、という考え方はなく、今与えられた職場で同期よりも早く出世しようとか、同僚よりも高く評価されたいとか狭い世界で競うことが当たり前になって、その小さな世界から飛び出そうという発想が根本的にないですね。
アメリカでは、年収を上げるために、会社、地域、業界を変えて転職することで、国全体の人材が交ざり合って活気づいているそうです。
要するに、日本の深刻な問題は、「年収を上げたい!」という上昇志向がない、”低欲望社会”こそが、日本の給料が上がらない根本的な原因だそうです。
この記事では、最終的に「脱低欲望社会の鍵は親の教育だ」と結論付けていますけど、良い教育を受けられるのは結果的に一部の富裕層に限られるので、それだと単にアメリカのような格差社会が出来上がるだけのような気がするので、そんな結論にはあまり同意できませんが、今の日本は確かに低欲望な社会かもしれないな、と思わされました。
ま、年収だけ上がることで幸福度が上がるわけではないので、むやみに年収を引っ張らなくても良いのでは?と私なんかは考えちゃうのですけど、、、![]()
