ここ数か月、ちびちび読んでいた本が、ようやく先日読み終わりました。
ヒトラーの秘書だった、ユンゲが記した著書。
彼女がヒトラーの秘書になったのはまさに偶然だったのに、最後、あんな結末になることは当初は想像もつかなかったのだろうな、と思いながら、よくその後の社会を生き延びてくれたと思う。
我々がヒトラーを思い浮かべる印象と言えば、残酷な殺人行為をしたリーダー的存在だが、秘書のユンゲから見れば、女性に気遣いする紳士的で立派な威厳のある上司、といった様子で、とても残酷な指導者とは思えない描写の数々。
自分が行っていることが、国民のためにどんなに素晴らしい事か!ということを信じて疑わない精神を持ちつつ、周囲にも信じ込ませていたわけで、その信念が異常だったことが伝わった。(おそらく、某国ではまだそういう状況下にあるのだろうな、、)
明らかにヒトラー自身が残酷なリーダーだけど、こういう社会を創り出したその時代があったという事実を直視することによって、見えてくることがある気がする。
本書を読んだ後で、また別の関連本を読むとまた知識が上積みされて、思慮が深まるのかな。