『嫌われる勇気』などの著者によるアドラーの入門書。

 

確かに、日本ではフロイトやユングの名前はよく知られてるが、同じ時代に生きたオーストリアの精神科医であるアルフレッド・アドラーの名前はあまり知られていない。

だけど、『嫌われる勇気』などがベストセラーになって、雑誌か何かでもアドラーの名前は最近ではよく耳にする。

だから、私も一度しっかり読んでみたくなった。

 

本書の前半では、アドラーの教育に対する考え方が載っていて、

「叱ること」と「褒めること」を禁じている。

アドラーは根本的に縦社会を否定していて、対等の関係=横社会を目指す考え方。

 

「あらゆる人との対人関係の中で横の関係でいられるとすれば、自分をよく見せようという努力をしなくていいことになるでしょう」

 

「何か証明しないといけないと感じるときは、いつでも行き過ぎる傾向がある」

 

よく、体育会系で育った人を社会でみると、上司や先輩には、これでもかってくらいへつらい、たちまちご機嫌取りをするが、部下や後輩に対しては、けなしたり、卑下したり、命令口調になったりする人がいるが、

私は、このような行動が全く理解できない。

それは、自分が体育会系ではなく、上下関係がない環境で育ったからかもしれないが、そういう人たちをみると、行動自体が「行き過ぎている」と感じる。

 

難しい言い方だけど、

「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」のどれを欠いても、人は幸福にはなれない。

逆に言えば、この3つさえあれば、人間は幸せを感じる。

 

本書は、基礎とされてますが、この手の本は、ちゃんと時間をかけて読むに越したことが無いね。

私は、一読で、流し読みをしてしまったけど。

 

最後の章では、「人生の意味」とは何か?という問いかけがなされている。

それに対してのアドラーの答えは、

「一般的な人生の意味はない。人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ」

これが全てかもしれない。

 

また、交友関係の場での考え方で、

「私たちのことをよく思わない人がいるということは、私たちが自由に生きているということ、自分の生き方を貫いているということ、また、自分の方針に従って生きているということの証拠ですし、自由に生きるための代償であると考えていい」

この考え方は、『嫌われる勇気』の著書に具体的に書かれているのでしょう。

 

人からどのように思われているのかを気にしていると自由に生きることができない。

ただ、自由には責任が伴うが、それは自分で引き受けるしかない。

 

 

上記の内容以外にも、アドラーの教えはなかなか興味深かったです照れイエローハーツ