心理セラピストの渡邉千恵です。
今朝、佐藤初女さんが天に還って逝かれたそうです。

私にとって
初女さんは
命のふるさとのような
そこにいてくださるだけで大丈夫
と思える存在でした。
今日は追悼の祈りを込めてブログを書きます。
佐藤初女(さとう はつめ 1921年10月3日)さんは
1992年より青森県の岩木山山麓に「森のイスキア」という
悩みや問題を抱え込んだ人たちを受け入れ、
痛みを分かち合う癒しの場を主宰していらした方です。
人生の荒波に死を覚悟した人が
初女さんのおにぎりを食べて
再び生きる希望を見いだしていくのです。
私が初女さんと
直接お会いしたのは2度。
そこで語られた数々のお言葉
そしてその在り方そのものが
いまも私の指針になっています。
そして不思議なことに
今朝何気なく本棚を整理していて
初めて初女さんの講演会(2012/6/9)で
お話を伺った時のノートが出てきて
感慨深く読み返したばかりだったのです。
ここで改めて
自分への問いかけの意味も込めて
書かせていただきますね。
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私は90歳のおばあちゃんですけれど
今が一番幸せです。
希望も夢も
今というこの時を大事にしていくことで
満たされていく。
今を大事にしていくことです。
今をよく生きること。
皆、(自分が)生きることに一生懸命になっている。
あなたの足は、人のために歩くようになっているんです。
だから私は、骨折り損はしないと決めたんです。
自分の道、というものをはっきりさせて歩くことです。
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人は1人では生きられない。
だから誰かと一緒に生きるんです。
それは神様なんだけれども
神様は人ではないから
それに代わる人が現れる訳です。
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夢に向かって進むのではなく
今を大事にして行く先が夢なんです。
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(私は) 何にも自分で持っていないんです。
持っている人は、何か、
こうやってああやってと思うけれども。
私はただ、生きている。
だから皆が手伝ってくれるんです。
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先日「受け入れる」という話を書きました。
すべては自分を受け入れることから始まると。
昨日まで今年2度目の出雲出張。
最終日のお茶会には
島根の一番端から車で2時間半かけて
会いに来てくださった方がいました。
3年間ずっと会いたいと思っていてくださって
昨夜は嬉しくて眠れなかったと。
涙が出るほど嬉しくてありがたい反面
ほんとうに身が引き締まる思いでした。
初女さんは常に
今を大切に
日常のささやかな生活を大切に
“すべてをあるがままに受け入れる”ところから
生きていらっしゃったように思います。
「今の世の中に足りないのは、
あるがままの自分を受け入れてくれる場所」
と言われイスキアを作られたと聞きます。
ただそばにいる。
その人のすべてを受け入れ
信じてそばにいる。
ちっとも出来ていないことも受け入れ
だからこそ真摯に
そこに向き合い
生きていきたいと思っています。
初女さんのご冥福を
心よりお祈り申し上げます。
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2度目の講演会の様子は、過去のブログで書いています。
よろしかったら、こちらもご覧ください。
初女さん『めんどくさいことをする』
初女さん対談②
『愛されたい気持ち』
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『折れない心をつくるシンプルな方法』
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ありのままの自分を大好きになる。
これって人生の原動力になりますね。
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自分に自信を持って
いきたい未来に向かって
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こちらも読んでみてくださいね。
