親友 | 折れない心をつくるシンプルな方法

折れない心をつくるシンプルな方法

潜在意識を意識化し、本来の自分に気づいたとき、頑張らなくても心から望む人生を自ら創造的に生きることができます!
今日より明日、あなたの毎日がきらきらと輝きますように!
            心理セラピスト/メンタルコーチ 渡邉 千恵

久しぶりの友達からの電話。
彼女からの電話は、いつも唐突で、あまり脈絡がない。

元気?
取りあえず、元気だから電話に出る。

実はこの前彼女と会ったのは去年の震災の日。
親友といってもこんな感じ。

この彼女とは15歳からの付き合い。(だから何年?ってとこはおいといて…)
親元離れて下宿生活を始めて、最初のルームメート。

日舞、バレエ、乗馬、フルート、ピアノ、フランス語…あと、なんだっけ。
とにかく何でもできて才色兼備のお嬢様。

好き嫌いがはっきりしていて
それはそれは臆面なくものを言う。
だから同級生がつけたあだ名は「やっちゃんお嬢」(笑)

私とは性格が真逆。

欲しいものを欲しい。
嫌なことを嫌と言える彼女。

周りのことばかり気にして自分の殻にこもって自己主張しない私。

最初はよくぶつかった。
お互いに相手の世界が理解できないから。

でも、なんか続いている。。。

彼女は一見するとすごくわがままで自分勝手に生きているように見える…
というか、本当に世界は自分を中心に回っている、と思っているところはあるかも(笑)

でもね、実はすごく優しくて繊細。
人の気持ちもすごく敏感に感じていて
分かった上でやっている、というところがある。
分かった上だから、ホントはとっても
そんな自分に傷ついていたりする。

そこまで過激に生きなくても、と思うけれど
彼女は自分に正直で、見事に妥協しない。

だから私は彼女が大好きだし、尊敬もしてるし
いつも、あっぱれだなあと思う。

私といえば常に周りの人に気を使ってばかりいたから
常識とか、善悪とか、正義とか…
つまらない制限の枠にばかりとらわれて
いわゆるいい子で、正義をぶらさげた、つまらないやつだった(笑)

そして何事も事なかれ主義で
もめ事が苦手だから
強い人、はっきりとものを言う人がとても苦手だった。

どっちがいいとか、悪いとかじゃないけれど
どっちが面白そうで
自分の人生味わい尽くしていけるかって明らかですよね?

人は本当に複雑な生き物で
表に出てくる行動とか
投げかけられる言葉とか
真逆だったりする。

そういうところで、その人を判断してしまいがちだけど
実は本心でなかったり、屈折して表現していたり
その人なりの理由があったりする。

そんな人の不可思議さ、奥深さ、というものを
受け入れて許容することを
一番初めに教えてくれたのは彼女だった。

そしていまは
私も色々を経て
やっと自分らしく
自分の心にうそをつかない選択をできるようになった。
彼女ほど過激ではないけれど(> <),,

私達はいつも常識とか、世間体とか
そんなものにとらわれて
無難な選択をしがちだけど
そんなものが自分を幸せにはしてくれない。

あっという間の人生だから
自分らしく
自分に正直に
山あり谷ありになっても
それも楽しんで
味わい尽くしてみたいと思う。

明日死んでも悔いがないように。