ワクワクピースの漆間文代です
昨日から少しずつ綴っている
いままで出会ったこどもたちのこと
あいうえおが、全部言えないこども
このこどもも
今から28年くらい前
私がまだ20歳くらいから数年間
家庭教師として
週に2回一緒に過ごした子です
幼い頃に
遊んでいて転けて
後頭部をコンクリートで打ち付けて
高度脳機能障害となったということは
最初の面談で聞いていました
普通に会話も出来るし
ニコニコ笑ってるし
最初の出会いでは
何も問題は無いのではないのでは
普通に勉強を教えたらよいのでは
って思っていたけれど…
会話は出来るのに
あいうえおの50音が50音順に最後まで
言えない…
あいうえお
かきくけこ
なにぬねの
ん
みたいにショートカットしたり
その時によって
消える場所がちがう…
これは
あいうえお順だけではなく
英語のアルファベット順でも
同じことが起こり…
その時によって
起こる場所が違う…
算数は、
繰り上がりの計算などの
答えが出るまでに
1発で出ないものなどは
かなり難しい…
繰り返しの反復練習をしても
どんなに努力をしても
努力だけでは
できないこともあるのだと
思い知らされました
私は、どうやったら
この子のサポートが出来るのだろう…
って毎回いろんな方向で
いろんな方法を試しながら
一緒に問題を解いたりするのだけれど
毎回いろんなハードルが出現
教材研究をしながら
いろんな補助教材を手作りしたりしながら
悪戦苦闘…
鍛えられました…私が
そして、
脳機能の不思議について学びたいと思う
最初のきっかけになりました
学びの方法や
学習の方法も
個人個人で違うことも
いろんな学習方法をチャレンジしてみることも
その時できたことを
認めて喜び合うことの大切さや
できないことは、
電卓を使ったり
便利な機能を使うことを
自分自身のサポートのために
許可することも大切だってことや
コレは、この年齢で出来て当然とか
できないのは努力不足とか
訓練で出来るようになる
っていう大人の勝手な枠を取っ払うことが
こどもの負担を減らすこと
自分ができることを
相手ができるとは限らないこと
できないことは
怠けているわけでも
努力不足ではないことなどや
脳の無限の可能性についても
彼に教えてもらいました
彼が元気にどこかで働いて
家庭を持って幸せに暮らしてることを
祈っています
♡♡♡♡
脳機能の不思議については…
私自身が25歳くらいのときに
髄膜炎にかかり
脳炎の1歩手前で
１ヶ月絶対安静で入院したあと
あんなに得意だった計算が出来なくなって
数字の羅列が覚えられなくなって
得意だった暗記も出来なくなって…
電話などで耳で聞いた事が
正確に聞き取れていなかったり…
脳機能って大切だわ…
って体感しました
それからは、
できる人に頼ったり
さまざまな便利な機能を使ったりすることを
自分自身に許可することにしました
そして…
脳機能について学びたいという気持ちが
どんどん強くなっていったのです
♡♡♡♡♡
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