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クスリのはてな

現役薬剤師が語る、薬の正しい使い方とは。間違った知識があなただけでなく、患者さんを苦しめることになります。このブログでは主に看護師や介護士の方を対象にしていますが、一般の方や薬剤師の方も読んで頂きご意見があればお願いします。

こんにちは。薬剤師のノエルです。

今日のテーマは、ずいぶん前に病棟の師長さんがいってたセリフです(笑)

師長ともあろう人が、ちょっと問題発言な気もしますが汗

さくっと答えていきますね。
大ざっぱにわけると下の表のようになります。

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錠剤・カプセルの違いは殆どないです。
ただ薬によって複雑な構造をしていることがあります。

例えば、血圧の薬のアダラートCRとか聞いたことがあるでしょうか。
錠剤にしかけを施して、少しずつ滲みでるような仕組みになっているので、一気に効果をださず一日中薬が一定の血中濃度になるように工夫されているわけですね。

そういった錠剤はもちろん、つぶしてはいけません。

そういう仕掛けがされた薬はたくさんあります。

どれがそういう薬か・・何万種類もある薬を、薬剤師だって全部覚えていやしません。

そこで見るべきものが、添付文書ってやつです。
これをみると、ほとんどのことがわかります。
見方を誤ると、チンプンカンプンな情報をくみ取ってしまうので注意が必要です。
例えば0.1%未満の副作用をみて、「こんな副作用があるのか!注意しないと!」とかいっちゃだめです。
添付文書の見方については、また後日お話しするとして。

話題を戻して、剤形の違いによって効果の早さが違ったりします。

まずは飲み薬。飲み薬は胃に入り分解されて、小腸で吸収されます。
よって小腸に届くまで時間がかかるので飲み薬はだいたい30分~40分くらいかかります。
溶けやすい薬ほど吸収が早いのですが、
一般的に粉薬の方が錠剤よりも粒状になっているため表面積が大きいのですぐに溶解します。

よって粉のほうが錠剤よりも吸収がはやいということです。
液剤はもともと溶けているのでさらに早いです。

次に坐薬です。
坐薬は肛門から挿入して、直腸から吸収されて静脈から血流にのります。わずか10分くらいで効果がでます。解熱剤など入れてすぐ効く理由がわかりましたね音譜

注射は直接体内に入るので、最も早く効果があります。(但しデポ剤などを除く)


$クスリのはてなキラキラ今日のまとめキラキラ

     ①薬の剤形は用途によって使い分ける
      患者の希望や状態を考慮して選択
   
     ②剤形別、効果の早さランキング
      注射>坐薬>液剤>散薬>錠剤>外用薬