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現役薬剤師が語る、薬の正しい使い方とは。間違った知識があなただけでなく、患者さんを苦しめることになります。このブログでは主に看護師や介護士の方を対象にしていますが、一般の方や薬剤師の方も読んで頂きご意見があればお願いします。

こんにちは。医療報酬の改正が今年はあるので、いろいろバタバタしてます(;´▽`A``

今日は筋注後のマッサージについてです。

小さい頃は注射の後「よく揉んでくださいね~」と必ず言われたのでそうするものなんだと思ってました。

しかし、小学校の頃にある注射を脚に筋肉注射をされ、マッサージをしろと言われたのでいつものようにやったんですよ。

そうしましたら、数日後、注射の跡を中心に皮膚が陥没したんです(T_T)

いまでもその跡は残ってます。

あの注射はなんだったんだろうと薬剤師になってから調べてみました。

その注射の名前はケナコルトAだったのはないかと思います。

以下メーカー注意書きより転載

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使用時の注意
本剤を使用する際には、よく振り混ぜ、均一な懸濁液としてから用いてください。
水性懸濁注射液のため比較的太目の注射針25G(1/3)、23G(1/2)を使用してください。
注射後、注射部位をもまないでください。なお、注射部位をもまない場合でも萎縮による陥凹が起こる
ことがあります。
本剤の投与に際して、正しい投与方法・投与部位をご確認の上、患者様に十分副作用を説明し使用
ください。
陥凹・萎縮について
注射部位の陥凹・萎縮とは、注射部位が著しくへこんでしまうことです。
これは糖質コルチコイドが脂肪組織に長く貯留すると、脂肪の分解を増大させ、また糖の取り込みを阻
害して脂質生成を阻害し、さらに線維芽細胞の働きなどを阻害することでコラーゲン、ムコ多糖類およびエラスチン*の合成を減少させ、皮下組織に影響を与えることから生じると考えられます。(*:弾性線維を構成する主な蛋白質)
また、ケナコルト-A によって生じた脂肪萎縮(localized involutional lipoatrophy)は、自然消褪することもあると報告されています。
なお、陥凹を起こした場合は外科手術を行う前に、一度皮膚科専門医等に御相談ください


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マッサージをしなくても陥没する危険性があるんですね。でもマッサージしなかったらもしかするとなかったかもしれない副作用です。

脚だったのでまだよかったですが、女のひとで腕などに筋注などして、跡になりでもしたらかわいそうですね。

筋注後のマッサージをしてもよい薬剤としてはならない薬剤があります。
ほとんどの薬はマッサージをしたほうがよいです。

筋注後のマッサージの利点
●薬剤を広く拡散して、周囲組織に浸透させ、毛細血管に多く接するようにして吸収を早める

●薬剤の滞留による硬結・疼痛を避ける。浸透圧の高い薬剤は疼痛を生じやすい。
硬結を起こしやすい薬剤の場合は必ずマッサージをする必要があります。


マッサージをしてはならない薬剤はごく少数派なので、ポイントを押さえて覚えておきましょう。

マッサージをしてはならない薬剤
●吸収を早めたくない薬剤
 リュープリンSR、スプレキュアMP、リスパダールコンスタなど

●組織障害を起こす薬剤
 ケナコルトA、アタラックスP注など


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キラキラ今日のまとめキラキラ

1.筋注後のマッサージの可否は薬剤によって異なる

2.マッサージをしてはいけない薬剤は数種類しかない